• 2005.06.22 Wednesday

バットマン ビギンズ

渡辺謙が出演していると言う事でも話題のバットマンの新作。

バットマンといえばティム・バートン版の映画がお馴染みですが
こちらはどシリアスで、かなり重厚。
わかりやすく言うとプリンスの曲が絶対に合わないカンジ?
あら?・・・逆にわかりにくいって?

そうそう、感想の前に注意
恐らく映画館にも注意書きがあると思いますが
JR福知山線の脱線事故を連想させるシーンがあります。
かなり酷似してますのでこれから見に行かれる方でそういうのが
気になるって人はやめといた方が無難かも知れないです。

さて、今回の話はいわゆるバットマンが出来るまで
いかにしてブルース・ウェインがバットマンになったのかを
丁寧〜に説明してくれる映画になっています。
まぁ「スター・ウォーズ」がエピソード1に立ち戻って
どのようにアナキン・スカイウォーカーがダースベーダーになったのかを
作ったようなもんですかね(笑)

ストーリー:
ゴッサムシティーの資産家ウェイン一族の御曹司ブルース
8歳の時に幼馴染のレイチェルと遊んでいる内に古井戸に落ち
暗闇の中でコウモリの群れに襲われた事がトラウマになっている。
しかもその恐怖心が原因とも言える行動のせいで
目の前で強盗に両親が殺され、一瞬にして人生が一変した。
罪悪感、復讐心、両親の教えてくれた博愛の精神など、
いろんな思いを抱えながら、ブルースは世界放浪の旅に・・・
数年後、デュカードという男に見出され、導かれるままヒマラヤへ・・・
そこには「影の軍団」を率いるラーズ・アル・グールがいた。
ブルースは肉体と精神を鍛え、ついに自分の中の恐怖に打ち勝つ。
しかし影の軍団の真の目的を知り、ブルースはラーズの元を去る。
7年ぶりにゴッサムシティーに戻ったブルースだが
街は犯罪組織トップのファルコーネの仕業で警察も司法も腐敗し
法の力が無に等しい状態で、犯罪や不正にまみれていた。
ブルースは忠実な執事アルフレッド、数少ない善良な警察官ゴードン
ウェイン社の応用科学部に所属するフォックスらの協力を得て
犯罪者達に恐怖を植え付ける存在、バットマンとなった。

あぁストーリーを長々と書いてしまった・・・(前半だけだけど)

以下ネタバレ含みますので注意してください。

後半はスケアクロウ(かかし)の暗躍や、彼の作ったガス
(恐怖を呼び起こすガス)が蔓延する危機・・・と大きな事件。
でも実は前半の裏で進行していた計画だったりします。
そして最後には最大の敵も登場。
なるほど、前半の修行シーンに伏線が張ってあったんだね・・・
言ってしまうと青い花の事ですが。

ところで原作知らないからビックリしましたけど、
知ってる人ならラーズ・アル・グールが悪役なのは周知の事実らしいから
ああいう展開になっても意外性はないのかも知れませんね。

ブルース役のクリスチャン・ベイルですが、良いですねぇこの人。
あんまり知らないなぁと思ってたんですけど・・・そうか、
リベリオン」でガン=カタの人じゃないか(笑)
バットマンスーツとマスクがとってもお似合いなのですよ〜
マッチョな体でキレのある動き!格好良い・・・
立ち姿やシルエットが、これまた絵になるんです。
やっぱアメコミのヒーローはマッチョじゃないとね(笑)

そしてこのブルース・ウェインが超金持ち
っつーか金がなければバットマンになれない事がよくわかった(笑)
バットマンはスパイダーマンやX-メンのように特殊能力がない。
だから自分の体と武器だけが頼りなんですよ。大変ですね。
バットマンスーツの塗装したり、コマゴマした作業をしてる姿が
ちょっと金持ちっぽくなくて笑えた。

幼馴染のレイチェルはケイティ・ホームズ
トム・クルーズとの婚約で話題の女優さんです。
かわいいですね。でも、かわいい幼馴染としては良いんだけど
検事という設定には合ってないんじゃないか・・・と思う。
あと最後の「全てが終わるまでオアズケ」的発言は何なの?
思わせぶりな事しやがってブルースが可哀想じゃないか!(笑)

さて、ラーズ・アル・グールが渡辺謙なんですが・・・
話には聞いてたけど、出番ホントに少ないんだね(笑)
まぁインパクトはあるかもしれないけど、最後もあっけなくて
「え?コレで終わり?マジで?」ってカンジ(笑)
しかも宣伝で聞いた「バットマンの師匠」ってガセだよ。
師匠はデュカードですよ・・・えーっとデュカード役のリーアム・ニーソン
「スターウォーズEp1」のクワイ・ガン・ジン(オビ=ワンの師匠)。
しかし「影の軍団」って他に日本語訳なかったのかな?
他の軍団を思い出しちゃうよ。忍者とか出てくるしさ(笑)

一番好きなキャラが執事のアルフレッド!もう大好き。
っつーかこんな執事が欲しい(笑)
ブルース坊ちゃまとアルフレッドの完全なる信頼関係。
その2人の掛け合いは見ていて微笑ましいのです。
お互いにかけがえのない存在なんですよねぇ・・・
オギもこんな執事欲しい(しつこい)おじいちゃんでも良いや(笑)
役者さんはマイケル・ケイン。なんか見たことあると思ったら
「デンジャラス・ビューティー」(2001)の主人公にメイクとか
マナーとか教えてたオカマっぽい人じゃないかい?

フォックス役はモーガン・フリーマン
この人映画に出過ぎだよ・・・見過ぎるとありがたみが薄れる(笑)
しかも科学とかコンピューターとかが、見るからに似合わないのに
研究してるシーンとか皆無だから更に説得力がない。

善良刑事のゴードン役はゲイリー・オールドマン
ブルースが両親を殺された時に、優しく慰めてくれた刑事でもあり
バットマンに頼りにされてるし、バットモービルまで運転した(笑)
最後出世までしたし、ホントおいしい役だなぁ・・・
この人は「ハリーポッター」のシリウス・ブラックですね。
そういや「炎のゴブレット」の予告編やってた・・・楽しみ〜

えーっと、結論・・・予想外にかなり好みの作品だった。
2時間20分が長く感じなかったし・・・
バットマン格好良いし、バットモービルがゴツゴツしてて戦車っぽいのも
周りのキャストも良いカンジ。
ラストに「ジョーカー」のカードが出て来て
まだまだバットマンは活躍するよ〜って終わり方も良かった。
もしかして続編ある?あると嬉しいな。

ただね、何回かあった殴り合いのシーン。
画面が暗くて誰がどうなってるのかわからなかった。
ちょっとイライラ・・・一生懸命見てると酔いそうになるし。
字幕(珍しく戸田奈津子じゃなかった)も読み難かった気がする
気付くと字幕ばっかり追ってて映像見てなかったかもという場面が
何回かあった・・・自分だけかなぁ?

説明がイマイチ足りないところもあると思う。
結局ラーズは死んだの?
それともデュガードがラーズだったの?
ラーズは生きていてデュガードはただの代理人?
っつーかデュガードってアレで死んだの?・・・わかんない。
あと、あれ何だったのかなぁ?
幼いブルースとレイチェルが取り合ってた黒い物体・・・石?化石?

さて注意書きの脱線事故連想シーンですが
ラストの盛り上がりどころにあります。
敵を乗せたモノレールの一両目をバットマンが切り離し、
それがビル一階の駐車場に飛び込んで爆発するというシーン。
駐車場の車を巻き込みながら横滑りする車両・・・モロでしょ?

今回もまともな感想になってないな・・・スミマセン。
長く書きゃ良いってモンじゃないのは理解してるつもりなのに
どうしても長くなるんだよなぁ・・・精進します。
長文失礼。

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長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

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