• 2005.09.15 Thursday

ウルトラマンマックス(11)

第11話「バラージの予言」

遅くなってスミマセンでした。
もう次の放送が迫ってるじゃないか・・・

今回の話は30分にまとめるには勿体ない気がした。
なので、その分ちょっと説明不足な気もした。

カイトとミズキがバード1で街の上空をパトロール中。
「異常なし」とミズキが司令室に報告し終えると、
カイトは街を見下ろしながら「あの数え切れない建物の中には、
数え切れない程たくさんの人が暮らしてるんだな」と言う。
それに対してミズキは「何当たり前の事言ってんの」と一蹴(酷っ)

しかしその直後、さっきまで平和だった地上が激しく揺れ始めた。
人々は激しい揺れの中、必死で逃げ惑う。
地面が陥没し、倒れたビルや車が地面ごと穴に落ちて行く。
勢いよく被害範囲は広がり、街は砂に飲み込まれてしまう。

ベースの司令室ではエリーさんが
「地中から膨大な量の砂が噴出。市街地が埋没しました」と報告。
隊長は「砂が?一体何が起こってるんだ」
それを受けてエリーさんが監視衛星の映像をモニターに・・・ザーッ・・・
「広い範囲で強力な磁場が発生。カメラもレーダーも機能しません」

砂はズンズン街を埋めて行く。
飛行機も磁場の影響で操縦不能になり墜落・・・そして大爆発。
うわ・・・乗ってた人死んだよね?
避難が間に合わずに砂に埋もれた人だって絶対いると思う。

そんな中、ベースにも強力な磁気の波が通過。
たちまち機能が麻痺状態となったベースタイタン。
エリーさんも機能が低下してしまい、ちゃんと喋れない。
壊れたエリーさんもカワイイ(笑)
ダッシュマザーも出動不能。
カイトとミズキはまだパトロールから戻っていない。
呼び戻そうにも「通信・・・不能」

その頃カイトとミズキはバード1の中で
「無茶よ!あの磁気嵐に突っ込むなんて!」
「何とかデータだけでも採取するんだ」
まともに操縦できない状態なので無謀にも程があります。
でもまぁ結局ダメで不時着する事に・・・
その後ミズキはカイトの肩を借りて歩きながら
「何が不時着よ。あれはね、墜落って言うの!」
あらら、まーた足に怪我したのか(笑)
そんな2人の前に地響きと共に現れたのは磁力怪獣アントラー
・・・虫っぽいね。カブトムシとか甲殻虫系な感じ?ムシキング?

2人は「磁気嵐はアイツの仕業か!」とアントラーを攻撃。
しかしアントラーに磁力でダッシュライザーを奪われる。
「返しなさい!」とアントラーに叫ぶミズキ。・・・ムダだろ。
「言う事を聞く相手じゃない」とカイト。・・・だよね?
その後、アントラーは再び地中に姿を消す。

司令室では隊長がエリーさんに被害状況を確認。
「現在シュ・・・シュ、シュ首都圏では車両は通行禁止。
ク・・・ク空港は閉鎖」エリーさんは言語機能に問題が(笑)
「都市機能は麻痺状態か」とカイト・・・ってあれっ?
カイト帰ってんの?どうやって帰って来たんだ・・・徒歩か?
「奴にミサイルをぶち込んでやりましょうよ」
手っ取り早い力技な策を提案するコバに
「ミサイルの誘導装置が磁気で狂え・・・バ、シ・・・シ・・・市街地に
着弾する恐れ・・・アリ」とエリーさん壊れつつも的確な発言(笑)
「あいつと戦うには接近戦しかないって事ですか?」
ミズキの言葉に隊長は、ショーンが新しい武器を開発中だと言う。
「俺達はまだ奴の事は何も知らない。まずは敵を知ることだ」
そこにヨシナガ教授が長官と共に入室。
開きっ放しの自動ドアを気にする長官の小芝居が好きです(笑)
「あの怪獣の名前はアントラーです」
教授はそう言って、坂田裕一という学者の写真を見せる。
坂田教授は古代シルクロード文明の研究の第一人者で、
バラージの遺跡を発掘した事で有名な学者なんだそうです。
「バラージ?紀元前2000年に絶滅したと言われる幻の王国ですね」
ほほう、隊長も知ってるくらいには有名と言う事ですね?
隊長が手にした資料(地図)によると、バラージがあったのは
タクラマカン砂漠。バラージを漢字で書くと「巴拉寺」だって。
・・・今、普通に「拉致」って入力して「拉」を出した自分がイヤだ(笑)
「坂田教授はその遺跡から発掘された石版を解読した結果、
バラージは地震ではなく、謎の生物アントラーによって滅ぼされた
という説を発表しました。そして4000年後、アントラーは蘇り、
自然を破壊している文明を襲うと警告を発したのです」
と教授が説明。バラージって怪獣の名前みたいでややこしい・・・
で、まぁ早い話、今年がちょうどその4000年後に当たるんだってさ。
隊長はアントラーに詳しそうな坂田教授の居場所を尋ねますが
5年前、失意のまま亡くなったそうで・・・

カイトとミズキは自転車で「考古学研究所」へ向かう。
ほほう、さすがDASH。隊員用の自転車もあるんだね(笑)
坂田教授の研究について何か聞ければと思って来た2人を
出迎えた女性は坂田教授の娘、由里だった。
「やっと世間も認めるでしょう。父が正しかった事を」
何だか由里の発言には不穏な響きがありますねぇ・・・
そんな空気を鈍感なミズキが感じるはずもなく、
「じゃあ、お父様のご研究については良くご存知なんですね?
アントラーを倒す方法は?」と意気込んで尋ねる。
しかし由里は首を静かに横に振って
「人類の浅知恵が地球の意思に勝る事は不可能です」と言い切る。

その後、研究所の外に出て歩くカイト達。
「こんな綺麗な空、いつ以来かしら?
アントラーのお陰で飛行機も飛ばず、車も走らない。
アントラーは人間に罰を与える為に地球の意思が送り込んだんです」
そう断言した由里に
「それも、あなたのお父さんの説ですか?」とカイトは問う。
由里はあっさり「いえ、私の考えです」と否定。
「人間は自然破壊や資源の浪費を止めようとはしない」
この事態は仕方のない事なのだと由里は言いたげ。
「アントラーのせいで罪もない子供まで犠牲になってるのよ?それでも良いの?」
ミズキの言葉にも、由里は「もう遅いんです」と答えるだけ。
どうやらバラージやアントラーについて、もっと詳しく知っているようですが、
それをカイト達に教える気は全くなさそう・・・
でもこの時点ではアントラーを倒す方法は知らないって言ってるんだし
ミズキが由里を責めるような発言をするのはおかしい。

カイトとミズキは研究所の図書館でバラージに関する調べ物。
「コンピューター使えたらなぁ」とぼやくミズキ。
アントラーのせいで機械関係が全滅してるんですね・・・
「文句言わない」と後輩のカイトに叱られたミズキが
「あった」と案外あっさりお目当ての資料を発見(笑)
その資料によると、坂田教授が発掘した石版の欠けていた部分が、
昨年のバラージ再調査で発見され、そこには
「再び悪魔が現れた時、ノアの神がもたらしたバラージの青い石が
それを退けるであろう」と書かれていたらしい。
「バラージの青い石」さえあればアントラーを倒せると言う事か?と
一瞬希望を持ったものの「どこにあるのよ?そんな石」・・・確かに。

実はその石は由里が所持しているのでした。
研究所の自室で青い石を見ながら過去を思い出す由里。
病床の父親の傍らでその手を握り
「お父さんをこんな風にした世間を絶対に許さない」
と言った由里に青い石を託した坂田教授の心境は一体・・・?
カイト達が見ていた論文が部屋に置いてあるので、この石さえあれば
アントラーを止める事が出来るって事は、当然知ってるんだよね?
その時、研究所を激しい揺れが襲い、アントラーが再び地中から顔を出す。

避難する人々を警察と共に誘導するカイトとミズキ。
そこにダッシュアルファで、隊長、コバ、ショーンが到着。
地上にアントラーをおびき出し、そこにショーンの開発した
えーっと「ダッシュデリンジャー」で攻撃するという作戦。
ちゃんと磁気の影響も受けないように作ったらしいです。
それをショーンはコバに渡す・・・そうか、そうだよね?
だってコバはDASHで一番射撃が上手いんだから当然の人選だね!

研究所からも資料を抱えた人々が次々と避難。
由里は研究所の前で病院から避難している団体と出くわす。
目の前で松葉杖の男が倒れたので、思わず駆け寄って助ける。
後ろから走ってきた看護士に警官が「これで全員ですか?」
「まだ子供達が取り残されています!助けて下さい!」
しかし「危険すぎます!無理ですよ!」と警官。
「お願いします!子供達を助けなきゃ!」
「私達だけじゃ無理なんです!」
看護士2人は必死で警官に訴えますが、その時、再び地響きが・・・
警官は「ここは危ない!早く!」と由里が助けた男を連れて行ってしまう。
残された看護士2人は「私達だけで行きましょう!」
その一部始終を見ていた由里は2人を呼び止め、
「私もお手伝いします」
おやおや?悲惨な状況を目の前にして、心境の変化?
警官の行動は、看護士達から見たら子供達を見捨てて逃げたように見える
だろうけど・・・仕方ないっちゃ仕方ないよなぁと思う。
だってホントに危険だし・・・大人の患者を先に逃がして子供達を後回しに
した看護士と言うか、病院の対応もどうかと思うけどね・・・

さてDASHの面々はアントラーのいるポイントに移動。
まずは地中から誘き出さなければなりません。
「昆虫の好むフェロモンで奴を誘き出せる筈だ」
隊長の言葉にショーンが「フェロモン弾」のシリンダーを
ダッシュライザーにセットして磁気の発生している辺りに放つ。
するとあーら不思議・・・って言うかホント簡単に出てきたな(笑)
フェロモン弾恐るべし。でも他の虫も大量に集まって来そうで怖い・・・
「出やがったな!クワガタの化物!」
コバが気合を入れてデリンジャーを構えようとすると、
「違うよ!アリ地獄だよ!ANT LION!」とショーンが訂正。
えっ!?そうなの?オギはコバと同レベル・・・
そっか蟻地獄ねぇ?・・・昔よく蟻を落として遊んだなぁ(笑)
「クワガタだろ」とコバ・・・こだわるね?
「いいから撃て!」あ、隊長がキレた。
コバはダッシュデリンジャーを構えてアントラーに放つ。
右肩辺りに命中したものの、あまり効果はない・・・
怯まず攻撃を続ける5人。
そんな中、カイトとミズキは病院に駆け込む看護士と由里を発見。

病院の中では子供たちが瓦礫の向こうで助けを求めている。
うわ、ホントに大人は誰も残ってないんだ?酷いな。
避難した中には男性スタッフだって絶対いたはずなのに・・・
助けようと瓦礫を除けるようとする看護士と由里。
しかし、アントラーに近い事もあって地響きが凄くて自分達も危険。
そこにミズキが来て「ここは危険です。避難してください」
しかし子供達が閉じ込められていると聞いてはそうも言ってられず
ミズキも一緒になって瓦礫を除け始めます。

攻撃が効かないので「散らばって両面から攻撃するぞ」と
散らばるのは良いけど、何で隊長、コバ、ショーンが同じ場所で
カイトだけ1人なのかが謎。普通2:2だろ・・・
変身するから仕方ないのかも知れないけど、不自然だよね?
その両面からの攻撃にアントラーご立腹でビル破壊。
上空から落ちて来た瓦礫がカイト達を襲う・・・

病院の瓦礫の撤去作業ははかどっていなかった。
一生懸命やっても、女4人ではどうしようもない感じ。
ミズキは思わず「バラージの青い石さえあれば」と呟く。
まぁ石があっても瓦礫は動かないと思うけどね?
しかし「青い石」と言う単語に由里は父の最後の言葉を思い出す。
「街を滅ぼされ、流浪の民となったバラージの人々が、ノアの神から
授かったと言われている。この石がきっと人類を救ってくれる」
そう言って石を自分に託して息絶えた父親。
確かに父親の学説を否定した世間は許せない。でも目の前で助けを求める
子供達に罪はない。意地になってる場合じゃないし、石を自分に託した
父の思いを無駄にしてはいけない。と言う事にやっと気付いた由里は
ポケットから石を取り出して「使ってください」とミズキに渡すのだった。

その頃カイトは・・・瓦礫の下敷きになって傷だらけ。
しかしその状態から腕を伸ばして変身!
カイトの受けた怪我はマックスには反映されないんだ・・・つまらん(笑)
いきなり蹴りを入れられたアントラーは何が起こったか理解できない。
何かアントラーの動きがカワイイんだけど(笑)
「もー信じらんなーい!いきなり蹴るなんて酷くなーい?」
って女の子の声が聞こえるオギはおかしいですか?そうですか。
戦闘開始で取っ組みあうマックスとアントラー。
ハサミや、磁力を使って鉄塔で攻撃されたりで苦戦するマックス。
アントラーが砂煙を上げて地中に潜り、マックスの真下に・・・
うわーホントに蟻地獄だ・・・じゃあマックスは蟻?
でも穴に対して本体も餌もデカすぎ(笑)
隊長やコバたちの声援を受け(?)すんごい回転して穴から脱出したマックス。
地上に出たアントラーにマクシウムカノンを放とうと腕に光を集めますが
アントラーの放った磁気の波によって光が霧散してしまう。
マックス大ピンチ。

苦戦するマックスを見守るしかない隊長達の元に、
ミズキと由里が駆けつけ「バラージの青い石」を渡す。
「どうやって使うんだ」と隊長。うわ全然考えてなかった(笑)
「父は、特殊なレンズの働きをするのではないかと」
由里がちゃんと重要な事を知ってたようで良かったね・・・
それを聞いたショーンは、手早くダッシュデリンジャーに石を装着。
おお、なんか凄ーい。ショーンって頭の良いね(今まで何だと・・・)
それをコバがアントラーに向かって構える。
「ウルトラマンマックス!アントラーを動かさないで!」
マックスはミズキからの注文に頷き、ハサミを持って固定する。
デリンジャー発射!青い光が命中し、アントラーは苦しんでいる。
そこにマックスがマクシウムソードを放ち、ハサミを斬り落とし
最後にマクシウムカノンでとどめ。・・・あ、爆散しないんだ?

ミズキと由里は笑顔で頷きあう。
飛び去るマックスを見届けて「お父さん・・・」と呟く由里。
その横でミズキは「あれっ?そう言えばカイトは?」
おやぁ?「カイト隊員」「カイト君」と来て遂に「カイト」?(ニヤニヤ)
カイトは瓦礫の下か?と思ってたら手を振って走って来た。
マックスになったら怪我も治るのかな?便利だね・・・つまらん(笑)
その元気な姿に「どっか間が抜けてんのよね」とミズキが微笑む。
だからアンタにだけは言われたくないっつーの(笑)

司令室ではココとエリーさんが復活。
「機能復帰」
そう言ってエリーさんはニッコリ。良かったですね。

後日、カイトとミズキ、由里の3人が再び外を歩きながら話している。
「私気付いたんです。過去の事を研究するのは、人間の未来に役立てる
為だって・・・やっと父のやろうとしていた事が理解できました」
由里は今回の事で色々と吹っ切れたようです。
坂田教授は、学説を否定されたからと言って、世間を恨むどころか、
最後まで人類を救おうとしていたような素晴らしい学者だった。
娘の由里がちゃんとその事を理解してあげてなきゃいけません・・・
ミズキは「頑張って」
カイトも「きっとお父さんも応援してますよ」
そう言って3人は笑いあう。
カイトは青い石が包んであった皮に描かれた古代の絵を見ながら
(巨人がバラージの人々に青い石を渡しているらしい絵)
「ノアの神って、ウルトラマンの事だったのかな?」と呟く。
由里は少し考えて「そうかも知れません」
ミズキは「じゃあ、大昔にもマックスが地球に来たって事?」と興奮。
カイトはそんなミズキに「いや、そんな事はない」と笑いながら断定。
アンタが言いだしっぺだろうに・・・
ミズキに「なんでカイトにわかるの?」と言われて
「いや、それは・・・アハ、アハハハハ」と不自然な笑いでごまかすカイト(笑)
でも案外ホントにウルトラマンだったかも知れないよね?
マックスじゃなくても色々いるし?ウルトラの父かも知れない(笑)
それに、カイトだってマックスの全てを知ってるわけじゃない。
と言うところで今回は終了。

で、病院の子供達はどうなったの?
レンズ代わりになった「青い石」はどうしたの?UDFで保管?
爆散しなかった怪獣はどう処分するの?
砂の撤去作業、陥没した地表はどうするの?
壊滅状態の街の復興に掛かる莫大な費用はどこが出すの?
結構真面目な話しだっただけに色々考えちゃいますね(笑)

坂田教授が失意のまま亡くなった。と言う話は微妙に説明不足?
子供が見て、由里がDASHに非協力的だった理由がわかったのかな?
まぁわかんなくても良いのかも知れないけどね(笑)
あと学説を認められなかったって話なのに、バラージが再調査されてたり
残りの石版解読で教授の説を裏付けるような論文も発表されてた。
教授の説に賛同する学者がいたのか、教え子とかが引き継いだのかは
知りませんが、ちゃんと味方はいたって事なんじゃないのかな?

エリーさんが壊れ気味だったのは面白かったんですけど、
誰も心配してくれないってのは一体どゆ事?
「大丈夫か?」くらいは言おうよ!
アンドロイドに対して言うだけムダかも知れないけどね?
それでも仲間でしょ?言って欲しかったなぁ・・・特にコバ隊員(笑)

来週はロックバンドと共同戦線?・・・ふーん。

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長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

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