• 2006.01.22 Sunday

仮面ライダー響鬼 最終話「明日なる夢」

響鬼さんがオロチを鎮めて1年が経過。
儀式は上手く行ったらしい・・・って端折りすぎ。

威吹鬼と轟鬼が「たちばな」の手伝いをしている。
しかしドジっ子2人はぶつかって器を割っている。
「こういう時、明日夢君がいてくれたら助かるんですけどねぇ」
日菜佳のそんな発言で、明日夢の話題に・・・
オロチ終了後、店のバイトも辞めてしまったらしく
みんなも随分会っていないらしい。
響鬼さんに突き放されて以降って事でしょうか?
バイト辞める時にはちゃんと挨拶に来たのかな?
と言うか、弟子になった時点でバイトしてなかったよね?

城南高校2−Bの教室。
数学の試験結果を配る女教師は平均点が58点の中、
1人だけ満点がいたと発表・・・「安達君、あなたよ」
採点された解答用紙を受け取った明日夢は
「よっしゃー!」とガッツポーズ。
おや、モッチーもあきらも同じクラス?
もしかして3年間クラス替えナシなのか?

下校する明日夢とあきら。
お互いの進路について話している。
明日夢は医学部を志望。
あきらは福祉関係の仕事に就きたいと言う。
鬼を諦めた2人ですが、人を救う仕事を目指している。
あきらからは京ちゃんの話題も・・・
復学後、結局学校には来なくなったらしい。
修行に励んでいるのか、単にサボっているのか(笑)
「・・・安達君は、響鬼さんには会っていないんですか?」
明日夢は突き放された時の事を回想しながら、
「響鬼さんとの事は・・・もう思い出かな?
俺は俺で一生懸命頑張ってるし、充実してるし」
「そうですか・・・なら、良いんですけど」
どうも「思い出」と言うより「わだかまり」っぽいね?
とそこにモッチーが後ろから駆けて来て、
明日夢とハイタッチ・・・今「ひとみ」って言った?
そのまま3人は仲良く腕を組んで帰って行った。
良いね・・・若いって(笑)

山中にベースを張って寛ぐ響鬼さん。
そこに京ちゃんが忍び足で接近し・・・
突然、棒を振りかざして響鬼さんに襲いかかる。
が、響鬼さんに軽くかわされ返り討ちに。
「お前さぁ、攻撃がワンパターンなんだよ。
ま、いつ襲い掛かっても良いっつって言ったけど、
俺まだおっさんじゃないもん」・・・もんって(笑)
自信満々の響鬼さんに京ちゃんは
「でもいつか必ず、一本取って見せますよ」
「良い弟子だ」
・・・すっかり師弟っぽくなっちゃったなぁ。
まだ素直に喜べないや。
だって京ちゃんの場所には明日夢が・・・ねぇ?

白衣を着た明日夢が病院から患者を見送っている。
その後も病院内の雑用をこなす明日夢に
「偉いわね?安達君、病院で働いて。時給安いのに」
感心するナースに明日夢は笑って、
「いえいえ、少しでも医者の仕事に触れたいんで」
「先生も言ってたわよ?安達君なら勉強次第で良いお医者様になれるって」
「ホントですか!?だと良いんですけど」嬉しそうな明日夢。
でも病院で高校生のバイト雇うのって珍しくない?

その後、病院の外周りを掃除する明日夢に響鬼さんが近付き・・・
声を掛け辛いのか、少し間を置いて「・・・よう!」と挨拶。
「響鬼さん!?」振り向いて驚く明日夢。
「久しぶりだな、明日夢」
「はい」
「・・・ラーメン食べに行こっか」
「あっあの、今ちょっと仕事中なんで」
「・・・あそう?アハハ・・・この格好良く似合ってるよ」
もう何だかエライぎこちない会話(笑)
お互いに何か伝えたい事がある様子なのに、
結局何も言えず、明日夢は仕事に戻ってしまった。
その姿に微笑む響鬼さん・・・アンタ何しに来たの?

安達家の食卓。
夕食を食べながらも医学部に向けて勉強に励む明日夢。
そんな明日夢に母上は「アンタそれで良いの?」と問う。
「今の明日夢は、本当にやりたいことをやれてるの?」
明日夢はその質問に少し考え込んだ後、
「当たり前じゃん!変な事言わないでよ」と笑うが・・・
即答できない辺り、まだ引きずってる感じ。
それより食事中の勉強は禁止にしません?

「たちばな」の店内で、3人の鬼とみどりが話している。
威吹鬼から京ちゃんの修行について訊かれ、
「あいつはさ、結構根性があるから、これから楽しみなんだよね」
とお茶を啜りながら答える響鬼さん。
轟鬼の、このままで良いのか?という質問にも、
「京介はねぇ、ひょっとすると俺よりも最短で鬼になれるかも知れないな」
しかし轟鬼の質問はそう言う意味じゃない。
「明日夢くんの事ですよ」
響鬼さんの態度に痺れを切らし、威吹鬼が続ける。
「響鬼さんは明日夢くんの為を思って突き放したんですよね?
それはわかってるんですけど・・・ねぇ?」「ねぇ?」
頷く轟鬼。みどりも、恐らく他の人達も同意見なんでしょう。
「ねぇ・・・ってどうしたの?」
彼らの言わんとする事を理解できない響鬼さん・・・鈍感め。
「突き放したまんまで、本当に良いの?」とみどり。
響鬼さんは「今、明日夢が過ごしてる時間はさ、一番大きくて、
そして・・・長い時間だから」・・・自分に言い聞かせてます?
「そんなもんなんスかねぇ?」と呟く轟鬼。
納得したような、できないような・・・ねぇ?

公園のテーブルで勉強する明日夢。
近くでボール遊びをしていた少年達がいなくなったと思ったら
どこからか「誰か助けてー!」と助けを求める声がする。
明日夢が急いで声の元に駆けつけると、先程の少年の1人が
急斜面から落ちて動けないでいた。
ボールを追いかけてる内に落ちたんだろうけど・・・
公園付近にこんな危険な場所があるのは問題だろ。
明日夢はもう1人の少年に「助けを呼んで来て」と頼み、
自らは斜面を滑り降り、足を怪我した少年を背負って
斜面を上り始める。が、思いように上がれない。
足を滑らせた明日夢は、同じように山で響鬼さんに
助けてもらった事を思い出し(29話)再び上り始める。
しかし登っても登ってもズルズルと落ち、上に辿り着かない。
背中の少年も不安そうにしている。
自信を失った明日夢は呟く。
「もうダメだ。響鬼さん・・・」

その頃、京ちゃんは再び忍び足で響鬼さんに・・・
飛び掛ろうとした瞬間、携帯のバイブ着信に気付き、
液晶を見ると「安達明日夢」の名前が。
「もしもし?」
「もしもし?響鬼さんいる?」
「いるよ」
「・・・やっぱり良いや。ゴメン」
「ちょっと待てよ!どうしたんだよ!?」
響鬼さんを頼ろうとして思い直した明日夢。
こんな切られ方をした京ちゃんは気になるよ(笑)

明日夢は再び自力で登り始める。
あと一歩のところで足を滑らせてしまうが
明日夢の伸ばした手を誰かが掴んで引き上げる。
それは京介だった。・・・結構近場にいたの?

怪我した少年は明日夢がバイトする病院へ。
「助かったよ。ありがとう」礼を言う明日夢に
「いや?人を助けるのが鬼の仕事だからさ」
以前と違って随分と殊勝な事を言う京ちゃん。
修行して性格も変わった・・・のか?
いやいや、まだ油断はできんぞ(笑)

モッチーとあきらが歩いている。
パネルシアターの練習を終えての帰宅途中。
あきらは本格的に参加しているらしく、
モッチーから上手になったと褒められている。
「そんな、私なんてまだまだです」
「そんな事ないよ。でもさ、みんなが喜ぶ顔を見れるって嬉しいよね?」
モッチーの言葉にあきらも笑顔で「ハイ」・・・カワイイなぁ。
「じゃあここで」と分かれた直後、モッチーの叫び声が響く。
あきらは慌ててモッチーの行った方向に走ると、
肩にモッチーを担いで逃げる魔化魍サトリの姿があった。
ありゃ、唐突に攫われちゃったね?

病院を出た明日夢と京ちゃん。
「そっか、じゃあ上手く行ってるんだ?鬼の修行」
「まあな。でも、もう君には関係ないだろ?
それに・・・悪いけどさ?俺はまだ君を許したわけじゃないから。
自分勝手に鬼の修行を辞めた君をな」
わーい!嫌味な口調は相変わらずだったよー(笑)
「そんな!俺だって医者目指して頑張って・・・」
明日夢が反論している途中で京ちゃんの携帯が鳴る。
日菜佳から響鬼さんへ・・・ってまだ携帯持って無いんだ(笑)
モッチーが攫われたと言う報に「持田が?」と京ちゃん。
「持田に何かあったの?」
明日夢の問いには答えず駆け出す京ちゃん。
当然気になるので明日夢も後を追う。

ちなみに響鬼さんは日菜佳が電話してる最中に
「たちばな」に戻って来たので伝言いらずでした。

攫われたモッチーは和服男女の洋館に運ばれていた。
実験台の上に横たわったモッチーを見た男は
「うん丁度良い実験材料だ」・・・どの辺が?
「今度は何をするつもり?」
「まあ見てろって。やはり我々の分身となって働く者が必要だろ?」
「上手く行くと良いけど」
「キツイな?」
「もう失敗作はうんざりだから」
えー?モッチーったら最終回にして大ピンチだよ?

京ちゃんと明日夢は走って森までやって来た。
「持田が魔化魍に?」
「ああ、だからここは俺に任せろ。君には無理だ」
京ちゃんはそう言って腰につけていたDA3枚を起動。
森の中の探索に向かわせる。

その頃、気を失ったままのモッチーは、
怪しげな液体の入った水槽に漬けられていた。
その中に男は得体の知れない生物を放し・・・
ちぇっ・・・モッチー服着たままかよ(オイ)

京ちゃんの元にアタリDAが戻って来た。
しかし、向かおうとする2人の前にサトリが立ち塞がる。
「だから言ったろう!?来るなって!」
京ちゃんは明日夢にそう言ってサトリに立ち向かうが
アッサリふっ飛ばされて気を失ってしまう。
駆け寄った明日夢が起こそうとするが・・・起きないし!
2人に迫るサトリを京ちゃんのDA達が邪魔する。
その隙に明日夢は京ちゃんを担いでその場から離れ・・・

何とか川原まで京ちゃんを運んだ明日夢は、
「桐矢君!起きてよ!桐矢君!起きてよ!」
何度も呼び続けるが・・・起きやしねぇ(笑)
ふと京ちゃんの腕を見ると先ほどの戦闘で怪我をしていた。
明日夢はバンダナを取り出して血の出た腕を止血。
その行為の最中に気が付いた京ちゃんは、
「なるほど・・・医者志望ってのは本当らしいな」
・・・って今までそれも疑ってたんかい(笑)
「それに・・・俺を背負って運んだのか?鍛えてんだな?」
ようやく明日夢の事を認め始めたらしい京ちゃん。
明日夢もちゃんと体を鍛えているらしい。
そんな2人の前に、再びサトリが現れた。
「でもな・・・鍛え方が違うんだよお前とは!」
京介はサトリと戦いながら「見せてやる!」と叫び
音叉を鳴らした・・・えー変身しやがったよ!?
何つーか、響鬼さんっぽいけど、白っ!
響鬼の四本角バージョンブランク体って感じ(オイ)
変身した京ちゃんはサトリと互角(?)に戦っていたが、
背後の明日夢に気を取られた隙に、木の幹に叩き付けられ、
顔だけ変身解除してしまった。
そこへ威吹鬼と轟鬼が応援に駆け付ける。
変身した2人は連携してサトリを早々に撃破。
が、その直後、地中から巨大魔化魍ロクロクビが出現。
しかも和服男女までもが攻撃を仕掛けて来た。
苦戦を強いられる威吹鬼と轟鬼。
ところが突然、和服の男の動きが鈍くなり、
女は男を連れてその場から退却。
そこに響鬼さんも凱火で到着。
「待たせたな」と明日夢と京ちゃんの肩に手を置き、
一気にアームド響鬼まで変身。
ロクロクビに立ち向かう。
どうでも良いけどさ、これってロクロクビじゃなくて
オオムカデの間違いなんじゃない?

戦闘の隙に明日夢と京ちゃんは洋館に駆け込み、
水槽に浸かったモッチーを発見。
「持田!しっかりしろ!持田!」
水槽から引き上げたモッチーに必死で呼び掛ける明日夢。
その姿に京ちゃんは何を感じたのか?
ゆっくりと目を開いたモッチー・・・大丈夫か?
鼻とか口から変な生き物が侵入してそうで怖いなぁ。

グッタリしたモッチーを両脇で支えて歩く2人。
「明日夢、認めてやるよ。お前も結構やるな」
「京介もね」
モッチーを挟んで初めてお互いを認め、笑いあう2人。
・・・ところでモッチーには状況説明したかい?
いきなり化け物に攫われて、気付いたら全身ずぶ濡れ。
しかも普通の水じゃなくて更に気持ち悪い。
で、両手に花?訳ワカランよね(笑)

森の中に逃げた和服の男女の前に、
やはり同じ顔をした洋装の男女が現れる。
シルクハットに燕尾服の男は、
「悪い!餌の時間を忘れてた」
と和服男の口に例のイガイガな餌を与える。
途端に復活する和服男。
「お前達にはまだまだ働いてもらわなければ」
ドレス(明治風?)を纏った女が高飛車に言う。
どうやら和服男女もS童子やS姫と同様の立場らしい。
洋装の男女にも餌を与えている者がいるのか?
本物の本体は一体誰でどこにいるのか・・・?

さて、ロクロクビと戦闘中の響鬼さん。
そこに(何故か)明日夢が駆け付ける。
明日夢を狙うロクロクビを響鬼さんは鬼神覚声で撃破。
しかし明日夢がその爆風を受けて倒れてしまった。
響鬼さんは変身した姿のまま駆け寄り、
「しっかりしろ・・・おい・・・明日夢・・・明日夢!」
そんな声を聞きながら、意識を手放す明日夢。

目覚めると明日夢は海岸に寝かされていた。
岩場には、座って夕日を見つめる響鬼さんの姿があった。
明日夢が岩場に登って行くと、
「出会った時、屋久島の朝日を一緒に見たの、覚えてるか?
太陽って良いよなぁ?」と響鬼さんが話しかける。
明日夢はそれには答えず、響鬼さんの隣に座る。
そして・・・「一生懸命生きて来たつもりです。
弟子じゃないって、響鬼さんに言われてから・・・
響鬼さんに憧れてたんです。初めて会った時から、ずっと。
そして僕もいつか、響鬼さんみたいになりたいって・・・
でもそれじゃダメなんじゃないかって、気が付いたんです。
響鬼さんに何でも頼って、響鬼さんの真似をして、
それじゃあ、本当に僕が目的を持って『よく生きてる』
って事にはならないんじゃないかって・・・
それが響鬼さんが教えてくれた事だって・・・
僕は鬼にはなりません。
でもわかったんです。もっと沢山の人を助けたいって」
そんな明日夢の正直な気持ちを聞いた響鬼さんは
「これでもさぁ、離れてた時間、ずっと明日夢の事が心配だったよ。
難しいよなぁ?強く生きてくって・・・
俺は信じてるんだ。人間はいつだって変われるんだって。
鬼になる事だけが、俺の弟子になる事じゃないよ。
・・・鍛えたな?明日夢」
「響鬼さん・・・」
「出会った頃からずっと、明日夢は自慢の弟子だったよ?
俺に付いて来い。これからは俺の傍で自分らしく生きてみなよ」
改めて「よろしくな」シュッ〆と挨拶する響鬼さん。
明日夢も決めポーズを真似て、笑いあう2人。
夕日の中、絆を深めた師弟のシルエットで・・・完!

終わったよ・・・大団円で。

まぁ・・・細かい事を言うとね?
あれだけオロチオロチと言ってた割には
アッサリ片付けちゃったよね?・・・儀式。
っつーかオロチ自体、唐突かつ強引過ぎたと思う。
最終回に向けての盛り上がりは必要かもしれないけど
もうちょっと「響鬼」らしい盛り上がりがあったんじゃないかと
思ったり思わなかったり?(どっちだよ)

さらに細かい(?)事を言うと、
難病の直美ちゃんはどうした?
だって明日夢が医者になろうと思ったのって、
この子に出会ったのが原因じゃないの?

不満な点も多々あったけど、許す(何様?)
明日夢と響鬼さんの最後の会話で帳消し。
この会話こそが「響鬼」なんだよ。
「鍛えたな?」「自慢の弟子」で感動した(笑)
自慢の弟子が明日夢だけじゃないのは気に食わないけど
京ちゃんも改心して明日夢と和解したし、
あきらも鬼以外の人助けの道を見付けたみたいだし。
ホント良かった。

明日夢はきっと良い先生になれるだろうなぁ。
やっぱ外科医だよね?ねっ?
よし!目指せBJ!はダメか無免許だ(笑)
イメージとしてはコトー先生ってところ?
将来的には国境なき医師団に参加したり?
轟鬼と日菜佳の間に生まれた子供達なんかが
そんな明日夢に憧れちゃって轟鬼が嫉妬したり?
海外の学会に参加した明日夢が洋装の男女を
フランス辺りで見かけちゃったり?
いやー妄想は広がりますなぁ(広げ過ぎ)

お疲れ様でした響鬼さん。
ホント、とっても楽しかったです。
ありがとうございました!

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長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

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