何とか最終回前に更新できたぞ(笑)
清めの儀式に向け、威吹鬼は響鬼さんから太鼓の特訓を受けていた。
湖畔での特訓の傍では轟鬼がベースを張って魔化魍の探査。
「もっと強くだ。全身から響きを放たなきゃ、大地は清められないぞ?」
「ハイ!」
響鬼さん指導の下、ひたすら太鼓を叩き続ける威吹鬼。
そんな中、轟鬼のアタリDAが戻り、直後オオアリが出現。
響鬼さんは自分の音撃棒を威吹鬼に差し出して「実戦だ」
変身して1人オオアリに立ち向かう威吹鬼。
響鬼さんは加勢しようとする轟鬼を止め、戦いを見守る。
しかし威吹鬼は慣れない音撃棒での戦いに苦戦。
堪りかねて加勢する轟鬼。
結局、轟鬼の音撃がなければ撃退できなかった。
響鬼さんはその様子を複雑な表情で見つめていた。
戦い終わった2人に響鬼さんが歩み寄る。
「調子良くないな。何か迷いでもあるのか?」
響鬼さんの問いに威吹鬼は、
「いえ。僕は鬼です。いつでも命をかける覚悟は出来てます」
「戦った後、生きてなきゃ負けだぞ」と諭す響鬼さん。
「必ずやり遂げてみせます。それが僕の使命ですから。必ず」
つまり・・・「死んでもやり遂げる」という意味ですかね?
響鬼さんは小さく頷くが、納得した感じではない。
明日夢とモッチーが直美のお見舞いに行くと、
病室の直美は母親と退院の準備をしていた。
「治ったの?」
「治るわけないじゃない。私、重病なんだから。
言っとくけど変な同情しないでね?私そういうの大嫌いだから」
こういう発言は対応に困る・・・母親がストップをかけると、
「それより、私の人生だし、やりたい事やらなきゃ」
入院を強要されないって事は老い先短いのかな?
そんな直美にモッチーが、今一番したい事を訊くと、
「うーん・・・そうだ、お兄ちゃんのパネルシアターが見てみたいな」
そんな事を言われちゃったら仕方ない。
「わかった。見せてあげるよ。俺のパネルシアター」
明日夢は直美の願いを叶えてあげる事に・・・
モッチーの肘ツンが無くても約束してたよね?
山中に張ったベースに立つ響鬼さんと京ちゃん。
明日夢がそこに遅れてやって来る。
しかし響鬼さんは近付く魔化魍の気配に集中していた。
「来るぞ」次の瞬間、2匹のバケネコが現れる。
ところが、響鬼さんは変身せずに音叉を京ちゃんに預け、
「黙って見てろ」
戸惑う2人の元を離れ、生身のままバケネコに向かって行く。
苦戦する響鬼さんを助けようと、京ちゃんがDAを構える。
「やめろ!俺の姿を黙って見てろ」叫ぶ響鬼さん。
鬼の力を使わずに戦う事で、弟子に何かを伝えたい?
師匠の痛々しい姿に弟子達は・・・
みどり、香須実、日菜佳の3人が喫茶店で話している。
最近の轟鬼は「仕事の鬼」で相手にしてくれないと嘆く日菜佳。
みどりは、色々あって轟鬼も大人になったんだろうと言う。
それでも「寂しい」と言う日菜佳に、オロチを鎮めるまでは
猛士の一員として見守ろうと宥める。
そんな中、香須実はもの思いに耽っていた。
「死にたくない」と威吹鬼に抱きしめられた事を思い出し、
何か嫌な予感がすると2人に不安を漏らす。
「オロチが無事終わってくれれば言いんだけど・・・」
いまだバケネコに苦戦中の響鬼さん。
倒れた響鬼さんの元に明日夢と京ちゃんが駆け寄る。
「変身してください」
京ちゃんは音叉を渡そうとする。
しかし響鬼さんはその手を押し戻して立ち上がり、
上着を脱ぎ捨てて音撃棒を構える。
目を閉じて気合を込めると、音撃棒が火の剣になる。
襲い掛かるバケネコを剣で仕留めて戦闘終了。
大きく息を吐いた響鬼さんに駆け寄る弟子2人。
「怖かったです」
「俺も、響鬼さんの顔が本当の鬼に見えました」
明日夢と京ちゃんが正直な感想を述べると、
「すまなかったな2人とも。俺の訓練に付き合わせちゃってさ」
「訓練?変身もしないで魔化魍と戦うのが訓練だなんて」
何の意味が?と言いたげな京ちゃん。
「2人に見せたかった意味って言うのはさ、うん、
鬼になるって言うのは、変身するって事じゃないんだよね。
怖いと思う気持ちと戦う。そういう事だと、俺は思う」
そう言った響鬼さんに京ちゃんが訊ねる。
「響鬼さんでも怖いと思う事ってあるんですか?」
「いつも怖いよ。だから一生懸命鍛えてる。また生きる為に」
「また生きる為に・・・」という言葉を噛み締める明日夢。
そして何かを決意したように響鬼さんを呼び止める。
「響鬼さん、お話したい事があるんですけど」
ウブメの大群を相手に1人で戦う轟鬼。
威吹鬼に為に1体でも多くの魔化魍を倒そうとしている。
そこにS童子とS姫が現れて轟鬼を攻撃。
しかしその直後、和服男女が現れて2人を攻撃。
その姿を見たS童子とS姫は逃げ出すが、すぐに追いつかれ、
「言ったはずだ。鬼を守れと」
命令に背いた事を叱責する男に対し、
「私には自分の意思がある。お前達の言いなりにはならん」
「教えてくれ。俺達は一体何なのか、何の為に生きているのか」
自我に目覚めたS姫とS童子は反発し、そして問う。
しかし「そんな事を考える必要はない」と男は返答。
「ならば自分で答えを見つけてやる。お前達を倒す事でな!」
そう言って2人は男女を攻撃。しかし逆に跳ね返されてしまう。
助け合いながら逃げ出すS童子とS姫。
後を追おうとした女を「放っておけ」と男が止める。
「どうせ奴らは死ぬ。僕が餌を与えなければ」
「まさか彼らが自我に目覚めるなんてね?かわいそうに」
だったら最初からそんな風に作ってあげてよ・・・
明日夢と響鬼さんが公園のベンチで話している。
「鬼の修行を休みたい?」
「はい。どうしてもしたい事があって」
「したい事?」
「はい。魔化魍を倒して、人を助けるって言うのは凄い事だって
思うんですけど、ただ世の中には悲しい事がもっと沢山あって、
もし、力になれるんだったらって・・・
響鬼さん言いましたよね?また生きる事が大事だって。
それって多分、死ぬ時後悔しないように一生懸命生きる事だと思うんです」
明日夢の言葉に響鬼さんは一瞬戸惑いの表情。
しかしすぐに笑顔を見せて明日夢に問う。
「今よりも一生懸命になれることが見つかったって事か?」
しかし明日夢には、まだそこまでの決断は出来ていない。
逆に「響鬼さんが鬼になる時はどうだったんですか?
僕どうしたら良いんですかね?」と響鬼さんに助言を求めるが
「鬼の道って言うのは悩みながら歩く道じゃない」
そう言って響鬼さんは立ち去ろうとする。
そして呼び止める明日夢に、突き放すように一言。
「自分の生きる道を決められない奴に、何の人助けが出来るんだ?」
冷たいようですが、自分の道は自分で決めるしかない。
優柔不断な態度はそろそろ卒業しなきゃね?
威吹鬼と香須実が喫茶店で話している。
清めの儀式が明日に決まったと聞いて心配する香須実。
「もし自信がないんだったら響鬼さんに代わってもらうとか」
しかし威吹鬼は笑って「この間はすいませんでした。
もう大丈夫です。僕も鬼の端くれですから」と安心させる。
香須実が「鬼の目にも涙ってやつ?」と茶化すと、
「うまいなぁ」と笑う威吹鬼。
その心中が決して大丈夫じゃない事に気付き、
「約束して威吹鬼くん?絶対生きて帰って来るって」
見つめる香須実に「はい!」と力強く答える威吹鬼。
生きて帰ってお互いの思いを伝えなきゃねー?
柴又帝釈天の境内では轟鬼と日菜佳が話していた。
明日の儀式で全てが終わるはずだと言う轟鬼。
「そうなったら前に約束した通り、一緒に温泉に行って下さい」
日菜佳は驚きながら「はい!もちろんですよ」と喜び、
「嬉しいですぅ」と思わず涙・・・最近寂しかったもんね(笑)
いやぁホント轟鬼は良い男に成長したよね・・・
さすが斬鬼さんの弟子!
「たちばな」地下の研究室。
響鬼さんが明日夢の事をみどりに話していた。
「そうなんだ、変わったのねぇ明日夢くんも」
「ああ。・・・明日夢が言ったんだ。
死ぬ時に、後悔しないように、一生懸命生きる事が大事だって。
俺には師匠が居なかったからさ・・・それでも自分1人で鬼になった。
それがいつも大きな自信だった。でも、何かを伝えたい奴が出来て
判ったことがあるんだ。自分を必要としている人間が居るって」
「うん」
「人を助ける事に一生懸命になれるから、俺は鬼になったんだ。
人助けをして、また一生懸命生きて・・・
人助けをして、そしてまた一生懸命生きて・・・
俺はこれからもずっとそうやって生きて行きたいと思う」
そう決意した響鬼さんを、見つめるみどり。
これからもずっと一番近くで見守ってくんだろうね?
響鬼さんってそういう方面は鈍感だからね・・・
パネルシアターの練習室。
明日夢が『金の斧 銀の斧』を朗読している。
そこへ突然「安達!」と京介が乱入。
「お前、こんな事がお前のやりたいことなのか?
そんな事の為に鬼になるのを諦めるって言うのか?ふざけるな!」
その発言だけでも失礼過ぎるのに、あろう事か京ちゃんは
パネルの絵を引っぺがして床に叩き付ける。・・・サイテー。
しかも一般人の前で「鬼になる」とか言うなよ。
「やめろよ!お前に何がわかるんだよ」
その行為に憤怒した明日夢が京ちゃんの襟首を掴む。
「俺はなぁ!お前とちゃんと勝負して勝ちたかったんだよ!
裏切りやがって!」怒りをぶつける京ちゃん。
「お前には関係ないだろ!」
熱くなった2人をモッチーとあきらが引き離す。
「お前を絶対許さない。絶対に許さないからな」
そんな捨て台詞を残して去って行く京ちゃん。
・・・どこまでも迷惑な野郎だな。
まあ京ちゃんが悔しがるのも理解できるけれども、
京ちゃんの許しを得るような話ではないし、
相談するような仲でもないからねぇ?
清めの儀式当日。
3人の鬼が「たちばな」を出発しようとしていた。
それを、おやっさん、みどり、香須実、日菜佳が見送る。
香須実が火打ち石を打つと「いってきます」と轟鬼、威吹鬼、
そして響鬼さんの順にキメポーズで出陣して行く。
心配そうに見送る4人・・・もうここから先は鬼任せ。
おやっさんのように「頼むぞ、みんな」神棚に祈るしかない。
バイク2台と雷神で向かう3人。
しかし突然、響鬼さんが凱火を停車させる。
2人も不思議に思いながら停車させると、
「今さ、魔化魍を見たような気がするんだけど・・・
ちょっと見に行ってくれないか?」と響鬼さん。
威吹鬼と轟鬼はすぐに周囲の探索に走るが、
どれだけ探しても魔化魍の姿は見当たらない。
暫くして戻ると、今度は響鬼さんの姿がない。
しかも威吹鬼の竜巻に積んでいた音撃棒が消えている。
「まさか!響鬼さん、僕の代わりに!?」
もしかしなくてもその通りですよ。
その頃、響鬼さんは凱火を走らせながら
ランニング中の京ちゃんにシュッ〆と挨拶。
そのまま儀式の場へ向かう。
京ちゃんは何も知らされてない?
オロチの事も、清めの儀式の事も、
これが最後の挨拶になるかも・・・って事も?
山中に逃げたS童子とS姫でしたが、
餌を与えられなくなった今、自分達は何者なのか?
その答えを見つけられないまま力尽きようとしていた。
機能停止したS姫を抱くS童子でしたが、
S姫はその腕の中で砂と化し、自らもまた・・・
生き延びても幸せになれたとは思わないけど、
それでも可哀想な最期だと思う。
ひとり儀式の場所に到着した響鬼さん。
変身して音撃棒を握り締め、静かに碑の前に立つ。
そして気合いを込めて碑を叩き始めると、
その波動に引き寄せられたように、続々と魔化魍が・・・
その頃、パネルシアターの本番中。
『金の斧 銀の斧』を丁寧に朗読する明日夢。
練習の成果か随分上達したねぇ・・・
直美ちゃんも客席から嬉しそうに見ている。
うん、これも立派な人助けだと思います。
ひたすら碑に清めの音を叩き込む響鬼さん。
途中、気合いが満ちてアームド響鬼に変身。
続々と襲い来る魔化魍をはね除けながら叩き続ける。
そこに威吹鬼と轟鬼も到着。
響鬼さんを援護をすべく、変身して魔化魍と戦い始める。
アームドセイバーで戦う中、音撃棒を弾き飛ばされる響鬼さん。
そこへ京介が駆け付け、拾った音撃棒を響鬼さんに投げ渡す。
それを受け取った響鬼さんは、更に清めの音を叩き・・・終了。
次回はついに最終回・・・寂しくなるなぁ。
京ちゃんが最後に来ちゃったけど良いのか?
どうせ響鬼さんの様子が変だからってタクシー使って
後をつけて来たんだろうけど、危険すぎるだろ・・・
鬼の人たちも京ちゃん守ってる余裕ないだろうし?
響鬼さんには師匠がいないって事が判明しましたが、
じゃあ一体どういう経緯で鬼になれたんだろう?
最終回に全部語ってくれる・・・のか?
京ちゃんは鬼になれるのか?
明日夢はやっぱり医者になるのか?
和服男女の正体は判明するのか?
轟鬼と日菜佳の温泉旅行は実現するのか?
色々気になる最終回ですが、
見終わった後スッキリできたらそれで良いや。
次作のカブトは何となく危険な匂いがする。
ブレイド臭と言うか・・・何と言うか(笑)
長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない
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