斬鬼さんが居ないー!
和服の男女が山中で何かを見付けた。
「ここか」
「うん、間違いない。ようやく見付けた」
2人は梵字(鬼文字?)の彫られた碑に近付き・・・
お正月って事で初詣。
晴れ着姿の響鬼さん、威吹鬼、香須実、日菜佳。
そして今年は明日夢と京ちゃんも一緒です。
・・・仲間が死んでも喪に服さないんだね?
お賽銭入れて全員で拍手打って願い事。
京ちゃん:「どうか一人前の鬼になれますように」
日菜佳:「今年こそ、轟鬼君との仲が少しは発展しますように!」
威吹鬼:「お賽銭少なくてごめんなさい!神様」
香須実:「今年こそ、女性らしく素敵な恋愛が出来ますように」
しかし明日夢は何も願い事が浮かばない。
横の響鬼さんを見ると目を閉じて真剣に祈願していた。
響鬼さんは何をお願いしているのでしょう?
「たちばな」に戻って、威吹鬼と香須実が餅つき。
・・・正月の餅つきは外でやろうよー。
その後ろでは日菜佳とおやっさんが餅を丸めてます。
響鬼さんは弟子達と話があるからって事で不在。
轟鬼は日菜佳と初詣に行く約束をしたのに来なかったらしい。
可哀想な日菜佳・・・
その頃、約束すっぽかしの轟鬼は魔化魍退治中。
テングとヨブコを相手に烈雷と烈斬の二刀流。
「斬鬼さん!明けましておめでとうございます!
俺なら大丈夫っス。強く生きるっスよ!」
そう言いながら音撃で2体まとめて撃破。
こないだまで歩けなかった人とは思えない・・・
でも、音撃弦は二刀流には向いてないと思う。
裁鬼さん仕様のミニミニ音撃弦なら良いけど(笑)
そこに金色(正月バージョン?)のバケガニが出現。
響鬼さんは明日夢と京ちゃんを伴って川の土手へ。
「何をお願いしてたの?」と響鬼さん。
「早く一人前の鬼になれますようにって」
迷いなく答える京ちゃんに対し、明日夢は何も言えず、
笑って誤魔化しながら、逆に響鬼さんの願い事を訊ねる。
「俺か?俺はねぇ、2人が早く一人前になれますようにって。
それともう1つ、今年一年、また生きる事ができますようにって」
・・・「一人前の鬼」と言わないのが意味深すぎる。
「2人はさ、自分が死んじゃう事って考えた事あるか?
死を意識する。そうすれば、自ずと生きる事の意味が解ってくるよ。
鬼である以上、死と共に生きてるって事だからな」
正月早々重いテーマを投げかける響鬼さん。
2人に斬鬼さんの件は知らされてるんでしょうかね?
「いつだって死ぬ覚悟はできています」
京ちゃんの返答に響鬼さんは、今ここで魔化魍に襲われて死んでも
本当に悔いなく死ねるのか?と問いかける。
黙ってしまった弟子2人に「生きるっていうのはさ、どう言う事か、
いずれ2人もその答えを見つけなきゃな」・・・難しい課題です。
しかもその答えは人それぞれだし、正解はないような気がします。
金のバケガニを倒した轟鬼は、木陰に和服男女を発見。
後を追うが、どうやらどこかに案内されている様子。
碑がある場所を鬼サイドに教えたいらしい。
「たちばな」では皆で雑煮を食べていた。
響鬼さんと弟子2人も戻ってちゃぶ台を囲んでいる。
「今年こそ、良い年になると良いよなぁ?」
とおやっさん・・・口に餅を入れたまま喋らないの!
「まずはオロチの問題を片付けないと」
響鬼さんの言葉に、おやっさんと威吹鬼が頷く。
むせた威吹鬼の世話を焼く香須実。
「もう意外とそそっかしいんだから」
京ちゃんは明日夢に勝負を持ちかける。
当然「どっちが先に(雑煮を)食べられるか」
しかし「京介、無駄な勝負は必要ないぞ?」
響鬼さんに窘められてしまい勝負は中断。
明日夢もいちいち付き合わなきゃ良いのに・・・
と、そこへ日菜佳が来て、轟鬼からおやっさんに
「至急来て欲しい」と連絡が・・・碑を発見か?
おやっさんと響鬼さん、威吹鬼の3人を案内しながら
和服男女が自分をここに案内していたようだと言う轟鬼。
おやっさんは男女との邂逅を思い出して表情を固くする。
碑を発見して、おやっさんは上部の枯れ草を手で掃う。
すると、そこには文字が刻まれていた。
「これは鬼文字だなぁ。しかも相当古い時代の物だ」
そこに書かれた文字を解読すると、
「この場所はオロチを祓う神聖な土地なり」
と書かれているらしいが、詳しい事はまだわからない。
ここで何をしたらオロチを祓えるのか・・・
吉野はこの土地の事を知らなかったのかね?
城南高校の職員室。
明日夢と京ちゃんが新学期早々呼び出されている。
以前のあきら同様、休みが多い事を注意され、
「下手すると進級できなくなるから気をつけろ?
退学する桐矢は別としてもな」
小さくなっていた明日夢は担任の言葉に驚く。
「退学!?」
「という事で、桐矢はこの学校を辞める事になった。
突然の事で皆も驚いたと思うが・・・」
そりゃビックリだよ。まだ4ヵ月でしょ?
「短い間でしたけど、皆お世話になりました。ありがとう。
今日限りで俺は学校を辞めます。でもそれは俺自身の意思で決めた事です。
命がけで進むべき道を見つけたから・・・俺は最後にみんなに問いたい。
半端な人生にどれだけの意味があるのかと。
どうか皆ももう一度自分自身の人生を見つめなおして下さい」
うわー何様?っつーか高校1年で人生振り返ってどうする。
でも生徒の何人か、特に男子は京ちゃんが居なくなって喜んでるハズ。
何か普通に男子から嫌われてそう(笑)
京ちゃんが明日夢とあきらを伴って中庭へ。
「ビックリしたよ」と言う明日夢に、
「そうかな?むしろ鬼になろうとする人間が学校に通ってる事の方が
おかしいと思うよ。鬼の道はそんなに甘いもんじゃないだろ?」
・・・あきらへの嫌味か?この期に及んでまだ言うか!?
「響鬼さんには相談したんですか?」とあきらが訊くと、
「いいや?自分で決めた事さ。きっと響鬼さんだって喜んでくれる。
それだけ俺が真剣だって事だからね」
京ちゃんは自信満々ですけども、今までの傾向から言って、
彼が良かれと思ってやる事は、大概響鬼さんの賛同を得ないよね?
退学した事でリードした(と勝手に思っている)京ちゃんは
パネルシアターの活動をしている明日夢に対し
「一体何を考えているんだ?信じられない。鬼になろうとしている人間が」
「それは・・・」答えられない明日夢。
そこにタイミング悪くモッチーが来て、今日の練習に誘う。
「直美ちゃん待ってるから」
直美ってのは前回、強制的に明日夢に指切りさせた少女。
「今日はね『金の斧 銀の斧』の練習なんだ。結構難しいんだよね アレ」
はにかむモッチーを見て明日夢が「そっか」と笑っていると、
「金の斧 銀の斧か・・・楽しそうだな?ま、せいぜい頑張れよ」
京ちゃんは馬鹿にした様にそう言って去って行った。
・・・でも確かに、こんな事してる場合じゃないような気もする。
明日夢が自発的に参加してるなら良いけど、どうも流されてるし。
鬼の修行だって、京ちゃんの勢いに乗っかった形だし・・・
そろそろ自分から動かないと、あと2話しかないぞ?
薄暗いあばら家の中。
S姫が烏帽子を取って姿見を見つめている。
その後ろからS童子が近付き
「またくだらない事でも考えているのか?」
「くだらない?・・・お前には答えがわかるのか?
私は誰で、お前は誰か・・・その答えが」
その問いをS童子は「くだらん」と一蹴。
しかし迷うような一瞬の間があった。
パネルシアターの練習。
『金の斧 銀の斧』の物語を読み終えたモッチーは
次は明日夢に「やってみなよ」と台本を渡す。
断ろうとする明日夢に隣に座っていたナオミが
「やってみなよお兄ちゃん」と強引に勧めるので・・・
「たちばな」で京ちゃんは響鬼さんに退学の報告。
修行だけに専念しようと張り切る京ちゃんに
「今は学校生活から学ぶ事が一番の修行の場だぞ?」
苦い顔で諭す響鬼さん。
「そんなもんは小さな事です。俺は1日でも早く鬼になりたいんです」
「まあ焦るなって。そこがお前の欠点だぞ?
ルールある中で自分を見つけて、鍛えて行く事は、大切な事だぞ?」
「そんなぁ・・・今さら」・・・ねぇ?(笑)
「恥かしいだろうが、明日もう一度頭を下げて、お願いしろ。
今いる場所を大切にできなきゃ、次には進めないぞ?」
世の中には清算しなきゃ進めない事もありそうですが(オイ)
つまりながらも物語を朗読する明日夢。
そんな中、直美ちゃんが突然倒れてしまった。
驚いてないで、誰か救急車を呼びなさい。
翌日、退学した筈の人が教室の前に・・・
「という訳で、今日からまた!皆と勉強する事になった桐矢君だ!」
先生張り切って紹介しすぎ(笑)
「よろしくお願いします・・・」
珍しく弱い口調で頭を下げる京ちゃんがカワイイ。
生徒達は冷やかしの拍手で迎える。
何も知らなかった明日夢は再びポカーンとしてます(笑)
「修行だ。これも修行なんだ」と自分に言い聞かせ、
屈辱に耐える京ちゃん。エライぞ。
その後、明日夢はモッチーから
「ずっと前から病気だったんだって。何か随分悪いみたい」
とナオミの病状を聞かされてショックを受ける。
そんな状態のまま響鬼さんの修行を受ける明日夢。
タイヤを背負って階段登り。
「京介、お前体力が付いてきたな?」
「ハイ」褒められて嬉しそうな京ちゃん。
響鬼さんは様子のおかしい明日夢に「どうした?」
しかし明日夢は「何も」と笑って俯く。
「よーし、京介はお決まりのもう一回な」
「ハイ!」素直になったなぁ京ちゃん。
京ちゃんの後を追って階段を下りようとする明日夢。
しかし響鬼さんから「もう帰れ」と言われてしまう。
「心ここにあらずってトコだろ?そんなんじゃ俺といる意味がない」
「・・・すいません」
「たちばな」の地下。
吉野総本部が碑を解析した結果を、おやっさんが3人の鬼に報告。
「はるか昔、オロチを封印した鬼がいた。
オロチを食い止めるには大地そのものを清める必要がある。
それに適した場所が、正に碑のあった土地という事だ」
清める方法は、大地を太鼓の技で直接叩くというもの。
しかも儀式は1人の鬼で行わなければならないらしい。
それを聞いた響鬼さんは自ら名乗り出るが、その役目は
宗家の鬼である威吹鬼にと言うのが総本部の決定。
威吹鬼は神妙に「わかりました」と言い、響鬼さんに
太鼓の技を伝授して欲しいと頭を下げる。
複雑な表情でそれを承諾する響鬼さん。
更に「言い辛い事なんだが・・・清めの儀式の際には
無数の魔化魍が襲い掛かって来る可能性が、ある」
と、暗に命の危険を匂わせるおやっさん。
しかし威吹鬼は覚悟を決めていた。
「わかっています。いつでも命を捨てる覚悟は出来ています。
それが宗家の鬼に与えられた使命なら、なおさら」
轟鬼は威吹鬼にばかり辛い事をさせられないと言って、
儀式までに一匹でも多く魔化魍を倒して威吹鬼の負担を
少しでも減らそうと、勢い良く出て行こうとする。
そこに日菜佳が轟鬼の為に雑煮を運んで来て・・・
以前なら喜んで食べてたでしょうけど、
「日菜佳さん、それどころじゃないんスよ」
・・・日菜佳が可哀想っちゃ可哀想なんだけど、今は仕方ない。
っつーか日菜佳も少しは空気読もうよ?
和服男女から新たな命令を受けるS童子とS姫。
「オロチを押さえるには鬼の力が必要だ。
これからは鬼を守るのがお前達の仕事だ」
S童子は無言で行動を開始するが、S姫は・・・
んー和服男女は彼らの変化に気付いてないのかね?
安達家では仲良し親子がお茶していた。
明日夢はケーキを突き刺して考え事。
「どうした?ボーっとしちゃって」
明日夢は思い切って「人を助ける」「死ぬ」「よく生きる」
という事がどういう事なのかを母上に訊いてみる。
母上は明日夢の顔をまじまじと覗き込み、
「明日夢もそういう事考えるようになったか」と感心。
「そういう問題って、みんな一度は考えるんだけど、
答えが見付からないまま、何となくそのまま生きて行くんだよね。
あ、でも明日夢お坊ちゃまには、もうトコトンそういう事考えて欲しい。
でさホラ、もし答えが見付かったらお母さんにも教えて?頼んだよ?」
「荷が重いって」
明るい母上の言葉も今の明日夢には重いだけでしたか・・・
早く浮上しないともう2話しかないんだって!
ひとり修行に励む京ちゃん。
ビート板ナシで泳げるようになったし、
ランニングもサボらない。
公園での懸垂も出来るようになった。
凄まじい進歩と言うより、今までがサボり過ぎ?
明日夢の立場が更に危うくなって来た・・・
海岸でアミキリを前に変身する響鬼さんと威吹鬼。
・・・アミキリが紅白なのもお正月だから?
響鬼さんは威吹鬼に自分の音撃棒を渡しながら
「集中して腹から響きを放つんだ」とアドバイス。
太鼓の修行が開始されてるようです。
威吹鬼は烈風を響鬼さんに預けてアミキリに立ち向かう。
しかし上手く行かず、何度も跳ね飛ばされる。
見かねた響鬼さんが烈風を使い、疾風一閃で撃破。
威吹鬼は結局何も出来なかった。
「おい、どうしたんだ威吹鬼」と声をかける響鬼さん。
音撃棒を顔の前で併せ、自己嫌悪の威吹鬼。
と、そこにS童子とS姫が襲い掛かる。
和服男女の命令に背いて鬼を襲う2人。
が、装甲した響鬼さんの攻撃を受けすぐに退散。
「鬼を守るのがお前の仕事なんじゃなかったのか?」
「そう言うお前こそ、何故だ?」
「わからん。だが奴らの命令に背きたくなった」
S姫に続き、S童子も自我に目覚めてしまった。
オロチで大変な時でなければ応援するけどさー?
今は和服男女の命令通りに動いといて欲しかったなぁ。
でも結局エサをもらわないと動けないんだよね?
ホントどうするんだろう?
威吹鬼から夜の公園に呼び出された香須実。
駆け寄って声をかけると突然抱き締められる。
「ちょ・・・威吹鬼くん!?」
「少しだけ・・・少しの間だけ・・・このままでいさせて下さい。
・・・死にたくない!僕はまだ死にたくないっ!」
儀式を前に本音をさらけ出す威吹鬼。
その姿を陰から見ていた響鬼さん・・・何考えてます?
その頃、オロチの影響で魔化魍が街でも大量発生。
街全体が怪しいモヤに覆われ・・・終了。
最終回を前に、京ちゃんが急加速で良い子に・・・
でも素直な京ちゃんはカワイイけど響鬼さん限定か?
明日夢や、特にあきらへの態度は未だに許せない。
あきらと言えば、正月くらい誘ってあげれば良いのにね?
弟子を辞めたら無関係ってか?
さて明日夢・・・やっぱり鬼になるの辞めそう?
病気のナオミちゃんの事とかを考えると、
鬼になっても救えない人もいるって事で・・・
そうか医者に!ってのは飛躍しすぎかなぁ?
人を助ける事も、死ぬ事も、よく生きる事も、
ずっと考えていられる最適な職場だと思うけど・・・
人だけじゃなく、鬼も助けられるしね(笑)
斬鬼さんが通ってた病院で、猛士の町医者なんてどう?
・・・スンマセン。ただの妄想です。
で、最後の響鬼さん。
威吹鬼の代わりに俺が・・・なーんて考えてそう。
まぁ威吹鬼の太鼓じゃ心許ないってのもあるけど、
こういう大役は主役の役目ですからね。
さあ、残り2回となりました!
「響鬼らしさ」を取り戻した最終回だと良いな。
長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない
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