• 2005.11.20 Sunday

仮面ライダー響鬼 四十話「迫るオロチ」

響鬼さんから初めて名前を呼ばれた明日夢。
モッチーとお昼ご飯を食べながらその事を報告している。
「良かったね?今までずっと『少年』だったもんね。あ、もしかして
アレかな?響鬼さん、安達君の事一人前の男として認めたって事?」
「いや、それはわかんないけどさ。でもまぁ、ちょっと・・・
響鬼さんの力になれたかなって」
「力って・・・どう言う事?」
「え?いや・・・まあ色々と?
いい加減モッチーにも鬼とか猛士の事を教えてあげようよ・・・・
あーでも轟鬼の親戚だからバレると厄介なのか?
「そう言えば桐矢君とはどうなの?」

突然京ちゃんの話を明日夢に振るモッチー。
「桐矢君、安達君と友達になれるかも知れないって
前に私に言ってたけど」
あ、転校翌日の話なら響鬼さんの情報を得る為の嘘ですよ?
明日夢は京ちゃんが嫌いなのかと訊かれて答えにつまる。
「そう言えば今日、桐矢君学校休んでたね?
風邪でも引いたのかな?」絶対サボりに決まってる(笑)

京ちゃんのお見舞いに行く明日夢・・・良い子だ。
「1人暮らしだろ?風邪でも引いて寝込んでたら大変だなぁと思ってさ」
「元気だよ?俺は。悪いけどさ」
「や、悪かないけどさ」
「たまには学校に行きたくない時だってあるだろ?
大体レベルが低すぎるんだよウチの高校の授業はさ・・・
退屈すぎて、死にたくなるよ」
・・・じゃあ死ねよって言い返すのは禁止ですか?そうですか。
京ちゃんの後を追って、明日夢も中2階のビリヤード場に・・・
明日夢が京ちゃんの頭の良さを認めると、
「って言うか、いい加減いい子ぶるのやめたらどうだ?」
出たよ、京ちゃんお得意の言い掛かり攻撃(笑)
「いい子ぶるって何?」
「わかってるんだよ。ホントは俺の事笑いに来たんだろ?
響鬼さんに弟子入りを断られたと知ってさ」
しかし当然ながら明日夢は初耳なので驚く。
「俺は諦めないぜ。絶対・・・俺は必ず鬼になる。鬼になって、
俺が響鬼さんの跡を継ぐんだ」
その根拠の無い自信がどこから来るのか知りたいよ・・・

霧深い森の中を歩く男性2人。
「おいヤバイよ、迷っちゃったんじゃねぇの?」
「ああ・・・大体こんな所に森があるはず無いんだけどな」
森に響く不気味な音が、更に不安をかき立てる中、
寄り掛かった大木に目と口が現れて驚愕。
叫んで逃げるが、地中から飛び出た木の根が足に巻きつき・・・

喫茶店で話す明日夢とあきら。
モッチーが見たらデートって勘違いされちゃうぞ?
「桐矢君が響鬼さんに弟子入りを?」
明日夢は京ちゃんの事をあきらに相談しているらしい。
響鬼さんは断ったけど、京ちゃんがそこまで本気だった事がショックで
「何か、取り残されたような気がして」と明日夢は打ち明ける。
あきらは明日夢の様子を見て「もしかして、安達君も響鬼さんの弟子に
なりたいと思ってるんじゃないですか?」とズバリ。
「それは・・・正直、何度も考えた事があるし、響鬼さんみたいになりたい
って思う事もあるんだけど。でも、例え俺が弟子になりたいって言っても
響鬼さんが何て言うか・・・」
へぇ考えてたんだ?でも響鬼さんへの憧れだけで鬼になるの?
・・・そう言えば轟鬼も斬鬼さんに憧れてどうこうって言ってたから
その辺は大して問題じゃないか?
今のあきらには師弟関係の相談は辛い・・・あきらは俯いてしまう。
しかし複雑な事情を(多分)知らない明日夢は更に「どう思う?」
「それは・・・わかりません。でも桐矢君を断ったって事は、響鬼さん
もしかしたら安達君を弟子にしようと思ってるんじゃないでしょうか?」
「・・・そうなのかな?」・・・どうなのかなぁ?

明日夢の部屋で洗濯物をたたむ親子。仲良いなぁ。
「母さん、ちょっと聞いて良いかな?」
明日夢は緊張の面持ちで正座。
「なーに改まって」と言って笑う母上・・・お久しぶりですね?
以下注釈なしで親子の会話。
「母さん的にさ、俺の将来の事とか、どう考えてるの?」
「どうって?」
「どうって・・・そりゃ、こういう息子になって欲しいなとか、そんな」
「ない。全然ない」
「うわっ何それ!息子に対して何の期待もないの?
え〜俺そんなダメ息子かなぁ?」
「ダメ息子ってあんた、そういう意味じゃないよぉ(笑)
お母さん的にはさ、明日夢がやりたい事をやってくれればそれで良いの」
「どんな事でも?」
「うん、どんな事でも。・・・あれ?何?もしかして、何かやりたい事
見つかったって、そう言う事?」
「いや・・・まだ悩み中ではあるけどさ」
「っハァ」
「何?そのため息」
「あのね?あんた昔っから、考えすぎるんだ!
男だったら考える前に行動しちゃうくらいにならないかねぇ?
良いじゃない失敗したって若いんだから。
もう、やり直しなんていっくらだって効くんだよ?
もうホントにドーンとやりなさいドーンと!」
「・・・そっか・・・ドーンと・・・よし・・・よし!・・・ヨシわかった!」
「どこ行く息子?」
「ドーンと行きます。ドーンと」
母の言葉に勇気付けられて、明日夢は響鬼さんにドーンとぶつかって
みる事を決意したようです。いつ見てもいい親子関係ですなぁ・・・

明日夢は響鬼さんに会う為「たちばな」に走る。
しかし香須実から走りに行ったと聞いて辺りを探す事に・・・
橋の下を走る響鬼さんを発見し、上から声をかけようとするが
響鬼さんの前に京ちゃんが飛び出して来たのでタイミングを逃す。

いきなり土下座する京ちゃんに響鬼さんは困惑顔。
「ちょっとちょっと、何の真似だよ」
「もう一度お願いします。弟子にして下さい!お願いします!」
「あのねぇ、何度も言うようだけど、鬼の仕事って言うのは
君が思ってる以上にこの・・・大変なのよ、ね?
だからあの、こんな事してる暇があったらお家帰って勉強しなさい」
「どうしてですか?どうして俺じゃダメなんですか?
俺は優秀な人間です。必ず響鬼さんの期待に応えて見せます」
「そんな問題じゃなくて、とにかくダメなものはダメなの、わかる?」
「わかりません!お願いします!お願いします!」
京ちゃんが再び頭を地面に近づけて土下座している間に響鬼さん逃亡(笑)
「諦めませんよ、俺は」あんまりしつこい男は嫌われるよ?

森の中を轟鬼が調査中。
「おかしいな、確かこの辺りのはずなんだけど」
烈雷を片手に異変のあったらしい地点を探していると
木の根が襲い掛り、足首に巻きついて轟鬼を引きずる。
烈雷を手放してたら再起不能だったよね(笑)
その後、魔化魍コダマが出現したので轟鬼変身。

京ちゃんから逃げて明日夢と会った響鬼さん。
「いやー困ってんだよね。結構しつこくてさ」
しかし明日夢もドーンとしに来たので
「ちょっと・・・その事でお話があるんですけど」
「ん?何よ?」
「もし僕だったら、もし僕が響鬼さんの弟子になりたいって言ったら」
「オイオイどうしたんだよ少年までさぁ、え?」
『・・・少年?』
勇気を振り絞って言い出したのにコレは酷い。
しかも「少年」に逆戻りした事で明日夢のショックは倍。
「少年はさぁ、少年のままで良いんだよ。な?」
『少年・・・』
響鬼さんにとっては大した事じゃなかったかも知れないけど、
明日夢にとっては「明日夢」はホントに嬉しかったんだよ?
なーのーにー!・・・響鬼さんのニブチーン!
その後、傷心の明日夢を残して響鬼さんは威吹鬼と共に、
連絡の途絶えた轟鬼の応援に行く事に・・・

轟鬼がコダマに苦戦しているところに変身した2人が駆けつける。
「待たせたな!」
「遅いっスよー!」半泣きじゃねぇか轟鬼(笑)
しかしコダマだけでなく木の根の攻撃も加わるので3人でも苦戦。
「どうなってんだよこの森は!」
響鬼さんはイラつきながら、アームドセイバーで装甲して
鬼神覚声でコダマを攻撃するが、簡単に弾き返されてしまった。
どうしようもないので3人は一旦森から撤退。

閉店後の「たちばな」で話している3人の鬼。
負けたので若干空気が重い。
「とにかく、あれっスよね?対策が見つかるまで、あの森に人が
入らないように、見張ってた方が良いっスよね?」と轟鬼。
「良いっスね」響鬼さんはお茶を飲みながら同意。
威吹鬼の反応が無いので響鬼さんが声を掛ける。
未だに連絡が無いあきらの事を考えていたらしい。
「それはどうしようもないよな。あきらが自分自身で答えを出さなきゃ
ならない問題だから・・・まあ、あんまり悩むなよ」
響鬼さんの言葉に威吹鬼は頷くが・・・悩むなって言われてもね?
「大変なんスねぇ、弟子を取ると色々と」
ってお前が言うな轟鬼。未だに手の掛かる弟子の癖に(笑)
「あのさぁ・・・実は俺も困ってる事があって。
少年と、少年の友達に弟子になりたいって言われてさ」
響鬼さんが苦笑いしながら、弟子つながりの話をすると、
威吹鬼が真剣な表情で、何故弟子を取らないのかと問う。
しかし響鬼さんはいつものように笑って誤魔化す。
「自分の事で精一杯って言うか、未熟者だし、発展途上だしさ」
しかし今日の威吹鬼は引き下がらない。
「弟子を育てる事も、鬼として大事な仕事だと思うんです。
弟子を取って、自分自身が悩む事も・・・
響鬼さんは、もしかしてどっかで逃げてるんじゃないですか?」
いつになく厳しい意見をぶつける威吹鬼。
「逃げる?俺が?」笑う響鬼さん。でもちょっと不自然?
「怖いんじゃないんですか?弟子を取って、深く関わっていくのが」
響鬼さんは何も答えずにお茶を飲む。その表情は硬い。
「何か空気悪いっスよぉ。どうしたんスか威吹鬼さん。
ちょっと言い過ぎっスよぉ」雰囲気を変えようと必死の轟鬼。
その場は威吹鬼が謝る事で納まりましたが、それでも響鬼さんの
表情は硬いまま・・・やっぱり過去に何かあった?

城南高校の校門前で下校するあきらを待つ威吹鬼。
しかし京ちゃんに捕まってしまった(笑)
仕方が無いので京ちゃんにあきらが元気にしているか聞いてみるが
あきらは今日も学校を休んでいるらしい。
と、京ちゃんが思いついたように威吹鬼に弟子入り志願。
お前・・・鬼なら誰でも良いのかコノヤロウ。
「この際あなたでも構わない。
結果的に響鬼さんを乗り越えられればそれで良いんだ。
天美さんより優秀ですよ?俺は。お買い得だと思いますけど」
よくもまぁぬけぬけと・・・
「何もわかって無いな、君は。いい加減な事は言わない方が良い」
威吹鬼は京ちゃんの肩にポンと手を置いて去って行った。
こんな礼儀知らずと会話するのは疲れるだけですからね(笑)

轟鬼と斬鬼さんが変な森が見える所に車を停める。
迷い込む人がいないように監視するのが目的のようです。
轟鬼は前回(泣きながら)ひとり立ちした手前、
「俺1人で平気っスよ?もう斬鬼さんに甘えないようにしないと」
強がってみせても・・・甘えたい気持ちが前面に出すぎ(笑)
「わかってるよ。別にお前を心配してるわけじゃない。
俺はただ、猛士の一員として仕事がしたいだけだ」と斬鬼さん。
じゃあ絶対に変身音弦とか持って来ないで下さいよ?
とその時、森が陽炎のように揺らめき姿を消した。
「どう言う事っスか斬鬼さん!」落ち着け轟鬼(笑)

和服の男女も消えた森を見ていた。
「間違いない。コダマの森だ」
「不味い事になったわね。どうするつもり?」
「森の出現は前兆に過ぎない。オロチが近付いている。
我々の力では、どうする事も出来ない」
今回の件には関与していない?
でもってオロチ?映画に出てきたオロチ?使いまわし?

「消えた?」
轟鬼と斬鬼さんが「たちばな」に戻っておやっさんに報告。
森が消えたと聞いておやっさんは顔色を変える。
「まさか・・・コダマの森?」あらご存知なんですか?
轟鬼に古文書で読んだ覚えがあると言いながら、おやっさんは
古文書を調べる為に慌てて店の奥に引っ込んでしまった。
恐らく大事なんだろうなと、斬鬼さんは察した様子。
しばらくして「たちばな」に京ちゃんが来店。
そして一直線に轟鬼の前に立ち、
「轟鬼さんですよね?あなたも鬼の1人だ。調べは付いてるんです」
驚く轟鬼と斬鬼さん。しかも「弟子にして下さい!」・・・節操ナシめ。
轟鬼は「先生」と呼ばれて、一瞬ぽわわーんと浮かれますが、
斬鬼さんの咳払いで我に返り「10年早いっスよ10年!」と断る。
師匠離れすら完全じゃないのに弟子取りなんてねぇ?(笑)

川原であきらに報告する明日夢。
「じゃあダメだったんですか、弟子の話」
「うん。また少年に逆戻りみたい。やっぱ俺なんかじゃダメなのかな?」
落ち込む2人の背後で「1つだけ方法がある」とストーカーの声。
ホントに神出鬼没で怖いよ京ちゃん・・・
そして今度はあきらに弟子入り志願。当然驚く2人。
「俺も鬼になりたいと思っている。決していい加減な気持ちじゃない。
君は鬼に鳴るための訓練を受けてきたわけだろ?君が教わった事を
俺にも教えて欲しい。そうすれば少しは鬼に近づけるかも知れない」
京ちゃんの言葉はどこまで信じて良いかわかんないんだよなぁ・・・

凱火で森が消えた付近を走る響鬼さん。
すると、前回とは違う地点に森が出現。
森に近付くと、後ろから威吹鬼も到着した。
「轟鬼さんの言ってた事は本当だったんですね?
まさか森が移動するなんて・・・」
って信用してなかったのかよ、斬鬼さんも見たのにー!
森の中で彷徨っていたカップルの悲鳴が聞こえ、2人は森の中へ・・・

京ちゃんはあきらに頼み続けていた。
「ようやく俺の全てをぶつける事のできる道をみつけたんだ」
何でかなぁ?京ちゃんの言葉は全く胸に迫るものがない(笑)
演技が下手なだけなのか、本心じゃないからなのか・・・謎だ。
しかしあきらは「わかりました。私で良かったら力になります」
「えー!?」ってそりゃ明日夢も驚くよ。弟子が弟子取り?
京ちゃんは「ヨッシャ!」とガッツポーズ。
「そんなのってアリなのかな?」このおかしな状況に明日夢が呟く。
「別に君まで天美さんの弟子になる事はないよ。
ま、鬼になろうっていう君の気持ちはその程度だろうから」
京ちゃんの馬鹿にしたような言葉に
「そんなことないよ!俺だって真剣だよ!」と反論。
そして明日夢まであきらに弟子入り。何やってんだか・・・
その時、あきらの携帯に日菜佳から連絡が入り、響鬼さんと
威吹鬼が向かった「コダマの森」はおやっさん曰く「入ってはいけない森」
しかし伝えようにも携帯が繋がらない。
つまりあきらが現場に行ってその事を伝えて欲しいって事か・・・
でもあの人たち、もう森の中に入っちゃってるんですけど?

森の中でコダマと木の根に苦戦する2人。
威吹鬼は木の根に巻きつかれて身動きが取れず、
響鬼さんもコダマ相手に攻撃が殆ど効かずに力負け寸前。
そこに「威吹鬼さーん」あきらが弟子2人を連れて登場。
「入ってはいけない森」に素人2人も連れて入っちゃったの?
威吹鬼と響鬼さんは「来るな!」「来るんじゃない!」
あきらは立ち止まり、窮地に追い込まれている威吹鬼や
響鬼さんの戦いを見つめ、腰に付けた変身音笛を握り締める。
そしておもむろに走り出し、変身!・・・次回に続く。

あきらが遂に変身しちゃったよ。
まだ全貌はハッキリとしませんが、朱鬼のような悪趣味なスカートは
無いみたいなので良かったよ(笑)あ、褌でも微妙か・・・

来週はあきらによる弟子の特訓でも始まるのでしょうか?
厳しいトレーニングで京ちゃんが早々にリタイアする事を祈る(笑)
でも予告で、轢かれそうになった子供を助けてたのって京ちゃん?
あきらに腐った根性も矯正してもらうのかな?
明日夢も殆ど勢いであきらの弟子になっちゃったけど、
それより問題なのは承諾したあきらですよね・・・何を考えてる?

ところで響鬼さんですが、明日夢が「弟子になりたい」って
言わなければ「少年」に戻る事は無かったのかな?
弟子を取る事を拒み続ける理由もそろそろ教えて頂きたい。
威吹鬼の言った事が図星なんだったら、人と深く付き合うのが怖い?
でも猛士の人達とはちゃんと付き合ってるし・・・
じゃあ師弟関係ってのが不味いのかなぁ?
映画で弟子(猛士)を死なせちゃったのも関係ないし(笑)
実は昔、1度だけ弟子を持っていた・・・なら他の人も知ってるか。
・・・単に面倒事から逃げてるだけだったらガッカリだな(笑)

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長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

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