• 2005.06.18 Saturday

D.Gray‐man 1 旅立ちの聖職者

週間少年ジャンプで連載中の同名漫画の小説版です。

・D.Gray‐man reverse1 旅立ちの聖職者 星野桂/城崎火也

といっても、漫画本編をそのまま小説にしたものではなく
いわゆる番外編で、短編が3本。

旅立ちの聖職者」は原作1巻の第5夜「黒の教団」で
主人公アレンが黒の教団本部にやって来る前の話。
んーと、第4夜の1か月前の話になるのかな?
インドで師匠(クロス元帥)にトンカチで殴られてから2ヵ月後、
教団本部の場所がわからず途方に暮れて、最後の頼みの綱と
イギリスにいる師匠のパトロンのひとりを訪ねた時の話。
パトロンの老婆を含め、数人のオリジナルキャラクターが出て来たり、
『多額の報酬と引き換えに、アクマの「材料」となる人間を用意する
千年伯爵の協力者』という存在(ブローカー)が出てきたりと
原作世界がさらに広がった感じ。

魔女の棲む村」は神田ユウがメイン。
神田に与えられた任務は、行った人間が帰って来ないと噂される村に
調査に行って消息不明になった探索部隊3人の救出。
森の中で合流したゴズ(探索部隊の生き残り)と共に村に入るが・・・
時間的にはアレンが教団本部に来る直前まで行ってた任務のお話なので
門番の「こいつアウトォォ!」で神田が飛んで来た時、
包帯してた理由がわかります。実はこの包帯が当初さらしに見えて
オギは漫画で神田が出て来る度に「女みたい」と思ってました・・・
(作者もはっきり男だと言ってるんですけどね)
でも今回小説版を読んでやっと男だと認めました(笑)
それにしても神田の執着する「蓮の花」にはどんな意味があるんだろ?
原作でも神田の過去話にでもなれば登場するのでしょうか?

バク・チャン狂想曲」のメインはバク・チャンさん・・・
この人も小説版のオリジナルだと思いますが、不憫な人です。
この話は完全にコメディーで、本編と何の関わりもなさそう(笑)
コムイを一方的にライバル視している、黒の教団アジア支部長なんですが
この人(コムイ)に勝てるのは・・・多分リナリーくらいでしょうね(笑)

今までジャンプから出るノベルスって、
普通の新書より少しデカくて背表紙が赤くて・・・ってイメージでしたが、
本書は全然違って、コミックと同サイズ。厚みも同じくらい。
読みやすいし、何よりコミックと並べて一緒に置けるのが良いですね。
コミック同様にカバー裏の絵もちゃんとありました。
バク・チャンさんが1巻のコムイのマネっ子してます(笑)
原作に(多分)矛盾しない、ちゃんとした番外編で面白かった。
次はいつ出るか知らないけど、2巻も楽しみです。

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長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

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