• 2005.12.31 Saturday

ウルトラマンマックス(27)

第27話「奪われたマックススパーク」

メインは悩めるミズキ。
大晦日にシリアス話ですか・・・
時刻表示がないのは意図的に?

ある夜、通報を受けた警官がアパートの一室に踏み込むと
「凄い声出して暴れてた」らしい男が倒れていた。
そしてその傍らにはエレキングの幼体が・・・

所変わってベースタイタン。
海を見つめながら物思いに耽るミズキ・・・
珍しく悩み事ですか?

さて、先ほど発見された男は未だ昏睡状態で、
何故エレキングの幼体を育てていたのかは不明のまま。
「この怪獣はかつて、1人の女性によって育てられ
電気を食らう怪獣に成長した」
司令室では隊長が簡単に2話のおさらい。
幼体を調べた科学解析ルームのイトイガワ機関によると、
「エレキングの幼体は、人工的に作られたバイオメカニックのようです」
それを聞いてカイトとミズキが唸るように呟く。
「誰かが作った?」
「侵略者・・・?」
エリーさんが調べた結果、
「幼体エレキングと前回出現したエレキングに共通する周波数の電磁波が
都内数箇所から検出されました。しかし非常に微弱で場所の特定は困難です」
「どれだけのエレキングが育てられてるんだ」
「一斉にそいつらが巨大化したら、我々DASH・・・いや、
マックスがいたとしても防ぐ事は困難です!」
懸念を抱くショーンとコバ。と言う事で・・・
「早期に幼体を発見する必要がある」
隊長は、エリーさんにエレキングの固有周波数データの分析。
カイトとミズキは地上から、コバとショーンには上空の探索を指示。
隊員達は速やかに出動して行く。

ダッシュアルファで地上探索に向かうカイトとミズキ。
「こうやって2人で出動する事多いよね」
カイトが何気なく話しかけると、
「任務中よ、私語はしないで」と冷たい態度のミズキ。
・・・いつも私語しまくってるのは誰ですか?
今日のミズキは様子がおかしい。

司令室に残っていた隊長は
「収容された男性は、まだ意識が戻らないんですか?」
とモニターに映る医師に訊ねていた。
医師曰く、男の肉体に損傷はないが、衰弱が激しい。
そして脳波を調べたところ、α昏睡状態なのだと言う。
「α昏睡?」
「α波以外の、つまり通常の脳波が極めて弱った状態で、
これは非常に珍しい脳波なんです」・・・よくわかんないや。

何の反応も捕らえられずにイラつくカイト。
「くっそう・・・どこにいるんだ」
すると突然ミズキが車を止める。
不可解な行動にカイトはミズキを見るが無言・・・
何か話したい事でもあるのかね?

車を降り、ダッシュパットで探索するカイト。
そこに缶コーヒーを買ってミズキが戻って来る。
カイトに缶を渡し、ようやく重い口を開く。
「カイト隊員は・・・どうしてDASHに入りたいって思ったの?」
カイトは「え?」と唐突な質問に驚きつつ、
「俺は・・・何でだろうな?隊員募集の告知がされた時、
俺は絶対に入らなきゃいけないって思ったんだ。
入れる保障なんて何にも無かったけど・・・
でも、俺が一番やり甲斐を感じる仕事だって思った」
なのに最終試験に落ちちゃったと(笑)
「ミズキ隊員はどうしてDASHに?」問い返すカイト。
「私は・・・UDFで既にパイロットだったでしょ?DASHに入れて当然って
思ってたかも知れない。・・・思いあがってるっぽいでしょ?」
ミズキって元々UDFに居たんだ・・・視聴者的には初耳だよな?
カイトは首を横に振って、そんな事ないと否定するが、
「でもそうなの。カイト隊員と最初に会った時、
何でDASHに入る事にそこまで拘ってるのか、理解出来なかった」
「あの時の俺、無謀だったしね」
1話の無謀さを思い出して苦笑するカイト。
ふとミズキを見ると、じっと自分を見つめている。
居心地の悪さに目を逸らすカイト。
うあーイライラすんなぁ今日のミズキは!
とそこでダッシュパットに幼体の反応が・・・
「近くにいる」
「あっちよ」

2人は怪しげな階段を降り、薄暗いバーのような空間に出る。
ダッシュライザーを構えながら警戒していると、
「何よこれ」
ミズキが見つけたのは、ナイフやフォーク、グラスなどが
綺麗にセッティングされたテーブル。
大皿の上にはエレキングの幼体が乗せられている。
皿の上でアンテナをクルクルさせる幼体。
ミズキは惹かれるように幼体に近付き・・・
とそこに女の笑い声が響く。
「誰かいる!?出て来い!」警戒するカイト。
そんな中、とうとうミズキが幼体を持ち上げてしまう。
「ミズキ隊員!?」カイトがやっと異変に気付くが、
ミズキは幼体を持ったまま倒れてしまう。
駆け寄るカイト・・・そこに何者かが近付いて来た。
「誰だ!」

現れたは2人の美女。
スリットのバックリ開いたお色気ドレス・・・お姉サマっ(笑)
「ウルトラマンマックス、この星から手を引いて欲しいの」
って正体バレてるし。異星人同士は気配でわかるのかな?
「お前達は?」
「私達はピット星から来たの。あなただって他の星から来て
勝手な事してるだけじゃない」いきなりケンカ腰?
「地球で何をしようとしている!」
「人間のあなたに話してないわ?」
笑いながら近付いて来るお姉サマ方にカイトは銃口を向けて警告。
しかし「撃てる?私達を」と言われ、悔しそうにホルダーに戻し、
素手で立ち向かう・・・何で撃てなかったんだ?
操られた人間かも知れないから?それとも美人だから?
攻撃をかわされて逆に肘鉄を食らい、美脚に蹴られたり
踏みつけられたり・・・もうボッコボコにされてしまったカイト。
いやぁ・・・エエもん見せて頂きました(笑)
ピンヒールじゃなかったのが残念・・・じゃなくてー、
お姉サマ2人はカイトを柱に叩き付け、トドメの蹴り。
ジャケットを開いてマックススパークを奪って去って行く。
その後、倒れたミズキに這い寄るカイト・・・

カイトの救援要請を知った上空のコバとショーンは
現場に向かおうとバード2を旋回させた。
しかしその直後、目前に薄っすらと巨大な宇宙船の姿が・・・
「今のは何だ!」慌てて回避したコバが叫ぶ。
「レーザーには何にも映ってない」とショーン。
レーザーだけでなく目にも映らないようです。

ベースに戻り、ストレッチャーで運ばれるミズキ。
それを心配そうに見送るカイト。

カイトは何があったのかを司令室で報告。
「やはり侵略者か」と隊長。
「しかし、単に電気を奪うだけの目的とは思えないんです。
何か・・・何かもっと恐ろしい事を」
カイトがそう言ったところで、解析ルームからの報告。
「ヒジカタ隊長、生きている幼体の解析はこれからなんですが
ひとつ判明した事があります。エレキングのアンテナは電波を吸収する
為のものですが、その周波数は人間の脳波と極めて近いんです」
・・・つまりどういう事ですか?
「人間の脳の活動は、微弱な電気が出されています。
エレキングは人間の脳波を吸収しようとしているのかも」
とその時映像が乱れ、機関が倒れてしまう。
映像が途切れる瞬間に映ったのはDASHのジャケット・・・
カイトはハッとしてミズキの病室に駆け込むが
そこには既にミズキの姿はなく、看護士が倒れているだけだった。
急に暴れだして病室を出て行ったというミズキ。
カイトは隊長に報告しようとダッシュパットを開く。
「隊長!ミズキ隊員が」
「幼体エレキングを奪って、今ダッシュドゥカで逃げ出した」
「・・・自分が行きます!」

カイトはダッシュアルファでミズキを追う。
「俺が必ず連れ戻す。待っててくれ・・・ミズキ」

とうとう街に巨大化したエレキングが出現。
街の破壊を阻止する為、コバとショーンがバード1・2
隊長自らもダッシュマザーで出撃する。
1度戦った相手という事で、
「コバ、ターゲットはあのアンテナだ」
「了解!あいつの吐くプラズマに気をつけろ!」
と攻略法は知ってる訳ですが、そう簡単には行かない。

エレキングの出現を視認したカイトは
「くそっこんな時に」とダッシュアルファの中で毒づく。
その後、ようやくミズキの乗り捨てたダッシュドゥカを発見。
その付近に、2話の美宇さん状態のミズキの姿があった。
幼体と見詰め合うミズキに背後から呼びかけるカイト。
反応がないので近付こうとすると、幼体がプラズマ攻撃。
カイトって2話でも生身でこの攻撃受けてたよね・・・

コバ達も巨大エレキングのプラズマ攻撃に苦戦しつつ
何とか右のアンテナを破壊する事に成功。
「よっしゃあ!もう片方も行くぜ!」
「オッケイ!」
とコバ達が張り切っていると、突然上空から攻撃される。
墜落するバード1からやむなく脱出するコバ。
マザーの隊長は「見えない侵略者がいる」と上空を警戒。
さっきの見えない宇宙船ですね。
そんな中、エレキングがもう一体出現したと連絡が入り
マザーはそちらに向かう事に・・・
「ショーン!何が何でも奴を仕留めろ」
「了解!」
えー?ショーン1人じゃ無理だよー(オイ)

カイトは意識を奪われた状態のミズキに語りかける。
「ミズキ、君は強いはずだ」
するとミズキが虚ろな顔で振り向いた。
カイトは隙を突いてその手から幼体を奪い取る。
幼体に巻きつかれ、急激に脳波を吸われるカイト。
覚醒したミズキは辺りを見回し、
「私・・・なんで?」と今の状況が把握できないまま
幼体に苦しむカイトに近付こうとする。しかし、
「近付くな!こいつは人間の脳波を食い尽くす」
「ええっ!?」
見ると、離れた場所でバード2が巨大エレキングと戦っている。
「仲間達が戦っている。早く、君も復帰するんだ!」
しかしミズキは苦しげな表情で首を横に振り、
「カイト隊員が私を助けてくれた。今は、私がカイト隊員を助けなきゃ!」
「俺は大丈夫だ。俺は探さなきゃならない物がある。
・・・君はちゃんとテストに合格したDASHの隊員だろ!?
君には今、しなきゃならない事があるんだ!」
最終試験で落ちた俺とは違うんだ!(そんな事は言ってない)
ミズキは覚悟を決めたように立ち上がり、ダッシュパットを取り出す。
「エリー、バード3をオートで出して」
カイトは苦しみながらも笑顔でミズキに頷く。
ミズキはドゥカでその場を離れた。

ミズキが去った後もカイトと幼体との戦いは続く。
全ての脳波を吸収しようとする幼体に対して、
「マックスになれなくたって・・・俺は俺だー!」
気合だー!に近い勢いで強い脳波を逆流させるカイト。

強い力は光となって上空の宇宙船に逆流。
その結果、宇宙船の位置が特定できた。
「この星は俺たちが守ってるんだ!」
隊長はダッシュマザーから宇宙船に攻撃を加える。
それにしても・・・ガンガン光が逆流してるけど、
カイト以外にも気合で打ち勝った人がいるって事?

宇宙船のお姉サマ方は「人間のくせに」と逆流にご立腹。

ミズキはドゥカでバード3と合流。
あの併走状態からどうやって乗るんだろう?
とうっ!って戦隊モノみたいに飛び乗る・・・ワケないか(笑)

カイトはようやく幼体を剥ぎ取り、地面に叩き付け、
ダッシュアルファを飛行形態にして宇宙船に向かう。
巨大エレキングは気合だけでは倒せないので
マックススパークを取り戻さなければなりません。

エレキングの攻撃に防戦一方のショーン。
そこにミズキのバード3が駆けつける。
無駄のない攻撃を仕掛けるミズキ・・・ニセ者?(オイ)
そして遂にエレキング一体倒しちゃった。スゲェな。

その様子を見たお姉サマ方が宇宙船で一言。
「下等な人間のくせに」・・・さっきと同じ?

宇宙船の上に飛び移るカイト。
・・・今ダッシュアルファ爆破されなかった?
怪しい階段を駆け下りると、お姉サマ方が振り向く。
部屋の一角にマックススパークを確認したカイトを見て
2人は交差するように柱の影に入り・・・
出てきたらピット星人の本来の姿になってました。
ガッカリだよ。頭デカイしーダッセェなぁ。
そうか、だから変身怪人なんだな?
元の姿がこんなだから変身しなきゃやってけないんだ?
襲い掛かるピット星人・・・ってメチャ弱っ!
カイトは2体をあっさりダッシュライザーで倒す。
主を失って崩壊を始める宇宙船の中で、
マックススパークを取り戻したカイトが変身。
いつもの上に!な振りかざし方ではなく、
今回は斜め下!だったのが何となく格好良かったな。

何故か操縦不能で墜落中のバード3。
覚悟するミズキ・・・脱出しろよ。
それをマックスが受け止め、安全な場所に降ろす。
で、ナニ?その意味深なミズキの間っつーか表情は?
正体に気付くような要素は無かった筈だぞ?

マックスはもう一体のエレキングと戦闘開始。
残り時間が少ないので圧倒的です(笑)
エレキングを空高く投げ飛ばし、マクシウムカッター。
カッターが分裂し、宇宙空間でエレキングを滅多切り。
爆散してカッターが戻ってマックス飛び去って戦闘終了。

飛び去るマックスを地上から見送るミズキ。
「マックスって・・・」・・・
・・・ナニ?何なの?言ってみ?
そこに「おーい!」と向こうから走って来るカイトを見て
「カイト」とようやく笑顔を見せるミズキ。
そして「カイト隊員ー!」と走り寄って・・・終了。

ミズキの台詞を続けると「マックスって・・・カイト」
でもなぁ・・・間が開いてるから微妙だなぁ。
まあ正体バレの伏線くらいにはなったのかも?
長官を含む「何となく気付いてたメンバー」に
ミズキが仲間入りしたって事なのかも知れない。

ミズキの悩みってのは、つまり・・・
自分みたいなのがDASH隊員で良いのかって事?
成長著しいカイトを見てる内に引け目を感じるようになったとか、
戦闘時に活躍できない自分に力不足を感じるとか?
・・・ごめん。言い過ぎた(お前の意見かよ)
それにしたって唐突過ぎだと思うんだよ。
今までの言動から、そんな悩みは欠片も感じなかったぞ?
「マックス」は毎回監督が変わるから、話に関連性がないのは
仕方ないっちゃ仕方ないんだけどさ・・・
にしても、ミズキが優秀っぽく見えたのは今回が初めてかも。
怪我するか気絶してるかってイメージが強くてさ(笑)
元々UDFのパイロット・・・エリートだったんだね。

来週は一般公募のルガノーガーが登場。

Go to top of page

長期間の放置から復活(?)
でも特撮と渡部秀の話しか
してない

カレンダー

<< May 2025 >>
SunMonTueWedThuFriSat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031